日清オイリオグループは3月25日、同社が保有する連結子会社もぎ豆腐店(埼玉県本庄市)の全株式を相模屋食料に譲渡することを発表した。

相模屋食料の下で事業を運営していくことが最善と判断したことによる。株式譲渡日は3月30日を予定している。相模屋食料は、もぎ豆腐店の社名とブランド名はそのまま引き継ぎ、従業員の継続雇用を基本に、持続的な成長と発展のための支援の取り組みを進めていくとしている。

日清オイリオグループは、2006年にもぎ豆腐店を子会社化し、16年間にわたって経営に携わってきた。「三之助」などのブランドを展開するもぎ豆腐店は、国産原材料にこだわった豆腐を提供してきたが、将来にわたって持続的に成長していくためには、「こだわりの豆腐づくりを支援、強化できる企業との関係を強めることが必要であると判断した」(同社)。

相模屋食料は、2012年5月のデイリートップ東日本(神奈川県川崎市)を子会社化して以降、豆腐業界の再編に向けた取り組みを積極的に進め、規模やエリアにこだわらず支援を行っている。

2014年1月に秀水(栃木県塩谷郡)、2017年10月に石川サニーフーズ(石川県能登郡)、2017年12月に日本ビーンズ(群馬県伊勢崎市)、2018年7月に匠屋(兵庫県伊丹市)、2019年7月に京都タンパク(京都市伏見区)、2019年9月に丸山商店(福岡県小郡市)が、それぞれ同社グループとなっている。いずれも大胆にビジネスモデルを転換する支援手法により、早期での収益改善を実現している。

今後は、相模屋食料本社やグループ会社を含む近隣の拠点から、製造・管理など豆腐製造事業にかかる部門において支援人材を派遣し、もぎ豆腐店の強みである味へのこだわりを一層磨き高めるための環境づくりと支援を行っていくとしている。

〈「もぎ豆腐店」概要〉
△代表者=松澤俊也代表取締役
△所在地=埼玉県本庄市寿3‐2‐21
△設立年=1983年(創立1925年)
△主な事業内容=豆腐・油揚げの製造販売
△従業員数=86人

〈大豆油糧日報2022年3月29日付〉