レンジでチンして食べられる代替肉グルメ「ネクストイーツ」発売/ネクストミーツ

100%植物性の冷凍総菜「NEXTEATS(ネクストイーツ)」イメージ(ネクストミーツ)
より手軽に代替肉が食べられる、100%植物性の冷凍総菜「NEXTEATS(ネクストイーツ)」が6月27日から、イオンリテールが運営する、イオンスタイル毛呂山(もろやま)店など31店舗とネクストミーツ公式オンラインショップで販売が開始された。コンビニでの取り扱いもほぼ確定しており、夏頃から発売される予定だ。

ネクストミーツとシコメルフードテックが共同で企画開発した商品で、「肉ゼロレンチン、ネクストイーツ。」をキャッチコピーに、シリーズ化して今後もアイテムを追加していく計画だ。

ネクストミーツの佐々木英之社長は、「動物性不使用で、レンジでチンして、すぐ食べられるメニュー食品は少ないのではないか。今回のシリーズはおいしく手軽に食べられることを狙ってメニュー開発した」とし、簡便・時短ニーズに応えながらも味にこだわった冷凍総菜となっている。

ネクストミーツ 佐々木英之社長

ネクストミーツ 佐々木英之社長

今回発売されたメニューは、麻婆ナス、黒酢豚、ビーフシチュー、ほうれん草ラザニアの4品となっており、洋食を取り入れているところが、「珍しいところ」と強調する。
 
「新型コロナの影響による巣ごもり需要から、冷凍総菜が良く売れている。レンジアップの冷凍商品は需要として今後も伸びていくだろう」とし、「ネクストイーツ」シリーズへの期待も膨らませる。
 
今回のシリーズでは、全ての商品を、ヴィーガン料理にも知見を持っている米澤文雄シェフが監修しており、「味に関しては間違いなくおいしい」と自信を見せる。
 
「ターゲットは働く女性で、手間をかけずにおいしいものを食べたい層だ。子供がいる場合でも、栄養バランスなどを考えている人にとっても、植物性100%という特徴は響くのではないか」と推察する。夜食やもう一品欲しい時など、さまざまなシチュエーションに合った使い方ができるので、選択肢の一つとして取り入れてもらうことも今回の狙いの一つとなっている。
 
価格帯は麻婆茄子(150g)で498円税別、カラフル野菜の黒酢豚(150g)で598円、ビーフシチュー(150g)で598円、ほうれん草ラザニア(150g)698円。
 
「プラントベースとしてはやや高めの価格帯だが、今後はもう少し安めの商品も出していければと考えている」とした。
 
〈酢豚の肉=硬いイメージ覆す、代替肉を重ねたレイヤーは食べるごとにサプライズが〉
麻婆ナスは、粗挽き風の代替肉に、大きめの揚げナスがゴロっと入っており、豆板醤風味と旨辛ダレでご飯がすすむ本格中華となっている。
 
黒酢豚は、黒酢を使ってコクがあってまろやか、野菜の彩りが豊かで食感も楽しめる。肉のような食べ応えがあるうえ、本物の肉よりジューシーで柔らかく、よくありがちな酢豚の肉=硬いというイメージを覆すおいしさだとしている。
 
ビーフシチューは、代替肉ならではの柔らかさが魅力だ。ワインで奥行きを出し、トマトベースの酸味がまろやかに効いており、普通の人が想像する普通のビーフシチューを裏切らない味に仕上げた。植物性のみの原料でも肉ゼロとは感じさせない本格的な味わいとコクを作り出したとしている。
 
ほうれん草ラザニアは、米粉と豆乳でできたベシャメルソースが、濃厚でありながらコレステロールゼロでヘルシーなことを訴求する。ほうれん草、ベシャメルソースと粗挽き風代替肉を重ねた美しいレイヤーは、食べるごとにサプライズがあるとしている。
 
◆ネクストミーツ公式オンラインショップ内「ネクストイーツ」特集
 
〈大豆油糧日報2022年7月6日付〉