完全栄養食「BASE RAMEN」新発売、1食に必要な33種類の栄養素がすべて摂れる汁あり即席カップラーメン/食べても罪悪感のないカップ麺を開発

「BASE RAMEN鶏ガラ醤油ラーメン」
「BASE RAMEN鶏ガラ醤油ラーメン」

ベースフードは10月22日から「BASE RAMEN」シリーズを発売する。「BASE RAMEN鶏ガラ醤油ラーメン」と「BASE RAMEN味噌ラーメン」の2種類が、公式オンラインショップ、他ECサイト、取扱販売店から購入可能。価格はどちらも税込442円。

「BASE RAMEN」は、全粒粉をベースに主に植物由来の原材料を使用し、1食(2個)でたんぱく質、食物繊維、ビタミン・ミネラルなど、からだに必要な33種類の栄養素を摂ることができ、「鶏ガラ醤油」には、たんぱく質16.3g、食物繊維4.8g、鉄1.3mg、カルシウム116mg、「味噌」には、たんぱく質17.1g、食物繊維5.4g、鉄1.3mg、カルシウム116mgが含まれている。カロリーは「鶏ガラ醤油」は299kcal、「味噌」は330kcalだ。

「BASE RAMEN鶏ガラ醤油ラーメン」
「BASE RAMEN鶏ガラ醤油ラーメン」
「BASE RAMEN味噌ラーメン」
「BASE RAMEN味噌ラーメン」

ベースフードは「主食をイノベーションし健康を当たり前に」をミッションに掲げ、2016年に創立したフードテック企業で、日本における完全栄養食の先駆けとしてBASE BREADを始めとした多くの商品を展開している。特徴として顕著なのは、商品のほとんどが1食で1日に必要な33種類の栄養素の3分の1が、バランスよくすべて摂れるという点だ。

〈ベースフードの調査結果/カップ麺を食べて約3人に1人が「後悔」、女性の約半数近くが「罪悪感」〉

ベースフードが2024年12月26日~2025年1月6日に全国の20代から60代の男女1,000人を対象に行ったインターネットでの調査(カップ麺に関する意識と実態調査)では、カップ麺に対するイメージの多くが「塩分が多い(90.5%)」「不健康(90.2%)」「高カロリー(89.5%)」「栄養が取れない(85.7%)」といったネガティブなものだった。約3人に1人が、カップ麺を食べて「後悔している」と回答し、特に女性の約半数近くが「罪悪感を感じる」と回答した。

また2024年12月13日~17日にベースフード定期会員男女136人を対象に行った別の調査(BASE YAKISOBAソース焼きそば/旨辛まぜそばに関する喫食調査)では72.1%が「健康上の懸念からカップ麺を食べる頻度を減らしている」と回答した。これらのデータからは、「カップ麺を食べたくても健康上の懸念から控えている層がいる」という事実が見えてくる。

2025年1月から発売したBASE YAKISOBAが好調で、9月には「トムヤムませそば」という新フレーバーも発売されている。そんな中なぜ今「汁あり」の即席麺に挑戦したのか。

BASE YAKISOBA「トムヤムまぜそば」
BASE YAKISOBA「トムヤムまぜそば」

もともと焼きそばを発売したときの思いとしては“無理なく生活に取り入れてほしい”というものだった。

ラーメンがあればより食の選択肢が広がるだろう、という考えに加えて、焼きそばを開発した際に「いきなり汁ありは難しいので、まずは汁なしタイプの焼きそばから」と焼きそばを優先した経緯があるため、汁ありのラーメンに挑戦したかったのだという。

また消費者購買履歴データを取り扱うマクロミル社の調査によれば、汁ありタイプは汁なしタイプに比べ、購入率は2.5倍、購入回数は1.8倍とより多くの需要が見込めるというデータもあり、今回この商品の開発を進めた。ベースフードのラーメンとしては2018年に開発・販売された「BASE RAMENすごい煮干し」がすでに存在しているが、そちらは実店舗で販売される生麺タイプで、今回の「BASE RAMEN」とは全く違うものとなる。

〈完全栄養食としての機能と、ラーメンならではの美味しさの両立に注力〉

開発が難しかった点としては、やはり汁の扱いだったという。BASE FOODシリーズは栄養を取ることがメインとなるため、商品全部を食べるというのが前提となる。その点ラーメンは汁を飲み干すのか残すのか、人によって違うため、商品設計が難しい。今回の商品は、スープは飲み干さず、麺を食べきったら自然と残る程度となることを想定しているが、表示されているカロリー表記は全部飲み干した場合の数値になっており、栄養のほとんどは麺を食べれば摂れるように作られている。

完全栄養食という機能的な部分と、ラーメンならではの美味しさを両立させるという点も困難だった。BASE RAMENで使用している麺は、BASE YAKISOBAのものとは異なり、ラーメン専用として開発したノンフライ麺。特にこだわったのは麺とスープの一体感で、「クセのない健康でおいしいカップラーメン」として、穀物原料の種類や配合比率を調整したり、麺の甘みを引き立たせることで、全粒粉の持つ独特の風味を抑え、スープとの絶妙な調和を実現させた。麺とスープを同時に開発していたので、10以上のレシピを試し、調整にはおよそ2~3カ月ほどかかったという。

BASE FOOD
BASE FOOD
媒体情報

米麦日報

米・精麦・小麦粉及び小麦粉二次加工製品の専門情報が詳細に分かる日刊紙

米麦日報

日本の主要食糧と言われるのが米と麦です。「米麦日報」は、この米・麦に関する専門情報を昭和34年(1959年)の創刊以来50年間、一貫して報じてきました。ともに、国家管理物資として長年、統制されてきました。近年、徐々に自由化への転換が図られ、そのつど規制する制度の変更が行われており、その内容をつぶさに、解説も交えて分かりやすく、かつ専門的に伝えております。このほか、米麦の需給、価格、市場の動向など、正確かつ迅速な報道に努めています。米麦業界における「クォリティペーパー」として信頼される専門日刊紙です。

創刊:
昭和34年(1959年)3月
発行:
昭和34年(1959年)3月
体裁:
A4判 11ページ
主な読者:
米穀卸・小売、産地JA県本部・経済連、製粉メーカー、小麦粉卸、パン・麺・菓子メーカー・卸、行政機関、商社、外食など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送 *希望によりFAX配信も行います(実費加算)
購読料:
3ヵ月=本体価格29,106円(税込)6ヵ月=本体価格57,856円(税込)1年=本体価格112,028円(税込)