一杯のコーヒーが生む「ふぅ。」の時間。味の素AGFが取り組むココロとカラダに寄り添う価値づくり

味の素AGF株式会社
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提供:味の素AGF株式会社

忙しい日々の中で、ふと肩の力が抜ける瞬間がある。温かい飲み物を口にしたとき、仕事の合間に深呼吸したとき。そんな小さな休息の時間を、味の素AGFは「ふぅ。」という言葉で表現している。

同社が掲げるコーポレートスローガンは「いつでも、ふぅ。AGF」。コーヒーを中心とした嗜好飲料とギフトを通じて、「ココロとカラダの健康」、そして明日のよりよい生活に貢献するという思いが込められている。

このスローガンは、商品開発、コミュニケーション、社内活動に至るまで、企業活動の軸として位置づけられている。

転換点となった2015年 スローガン誕生の背景

現在の「いつでも、ふぅ。」という理念が生まれたのは2015年。味の素AGFにとって大きな転換点となった年だった。

同年、同社は味の素株式会社の完全子会社となり、企業としてのあり方を改めて見つめ直す機会を迎えた。その中で議論されたのは「AGFは何のために存在する会社なのか」という根本的な問いだった。

単にコーヒーを製造・販売する会社なのか。それとも、生活者の暮らしに寄り添う価値を提供できる存在なのか。この問いに向き合う中で生まれたのが「いつでも、ふぅ。」という言葉である。

コーヒーは嗜好品であり、必需品ではない。それでも多くの人が日常的に手に取る理由は何か。同社はその答えを「ココロのゆとりを生む時間」に見いだした。飲料としての機能だけではなく、飲む時間そのものの価値へ。商品中心から体験価値中心への発想転換が企業活動の方向性を大きく変えていった。

担当者は次のように話す。
「コーヒーの役割を”飲料”としてだけではなく、生活の中の時間価値として捉え直したことが、理念づくりの出発点でした」

同社では「いつでも、ふぅ。」を、商品やコミュニケーションにとどまらず、サステナビリティ活動や社会との関係づくりにもつながる企業活動の軸として位置づけている。

理念を社内に根づかせる「ふぅ。マスター」

理念を生活者に届けるためには、まず社員が理解し、体現できていることが重要だ。同社ではそのための取り組みとして「ふぅ。マスター」の活動を進めている。

島本憲仁社長は理念を浸透させる重要性について次のように語る。
「すべての社員がしっかり理解しているかというと、まだそこまでは至っていないと思います。だからこそ社内で”ふぅ。マスター”の取り組みを進め、”ふぅ。”を研究する活動をしています。社員自身が”ふぅ。”を理解し、語れるようになることが、生活者へ価値を届ける第一歩だと考えています」。

「ふぅ。マスター」は、休養、活力、幸福学などをテーマに学びながら、「ココロとカラダの回復とは何か」を考える社内活動だ。

「ふぅ。マスター」担当者は次のように説明する。
「休養は寝ることだけではありません。環境を変える、気分転換をする、そのようなことも活力につながると考えています」

外の空気を吸う、模様替えをする、趣味に没頭する。そうした行動も休養の一つであり、日常の活力につながる。コーヒーはその〝回復の時間〟を支える存在として位置づけられている。

一杯のコーヒーは”喉の渇き”だけを満たすものではない

また、同社担当者は、コーヒーの価値について次のように語る。
「コーヒーは喉が渇きを癒すためだけの飲みものではありません。少しの時間でバッテリーがチャージされるような存在だと思っています」。

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水分補給のための飲料とは異なり、コーヒーは「時間」とともに消費される飲み物だ。仕事の合間、家事の合間、勉強の合間。日常の中で区切りをつくり、気持ちを切り替える役割を担っている。

島本社長は、「コーヒーは、忙しい毎日の中で立ち止まるきっかけになる飲み物だと考えています」とする。

コーヒーを淹れる時間、香りを感じる時間、ゆっくり口にする時間。そうした一連の体験が、気持ちを整えるきっかけになる。飲料としての機能だけではなく、飲む瞬間の体験そのものに価値があるという考え方だ。

コーヒーは嗜好品であり、必ずしも生活に不可欠な存在ではない。それでも多くの人が日常的に飲み続けているのは、味や香りだけではなく、「ひと息つく時間」を生み出す存在だからだと同社は捉えている。

その小さな時間の積み重ねが、日々の活力につながる。コーヒーは、生活のリズムを整える存在として日常に根付いている。

日常に寄り添う「メッセージスティック」

「いつでも、ふぅ。」を生活者へ届ける象徴的な取り組みの一つが、スティックやドリップコーヒーに添えられたメッセージである。

スティックやドリップコーヒー1つ1つに、さまざまな言葉が印刷されている。その数は約400種類に及ぶ。

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何気ない言葉に励まされる。小さな一言が、気持ちを軽くする。そんな体験を届けるための取り組みだ。

このメッセージは、忙しい日々の中で頑張る人がふと目にしたとき、少しでも気持ちが楽になってほしいという想いから生まれたという。実際に、育児や家事で疲れたときに癒された、受験勉強の励みになったといった声が寄せられており、生活者に寄り添う取り組みとして広がってきた。

お客様相談室には感謝の連絡が数多く寄せられているという。

同社担当者は「日常の小さな言葉が、思いがけず誰かの支えになっていることを実感している」と話す。

「ブレンディ」スティックのメッセージは「前向き」「はげまし」「のんびり」「甘やかし」「和み」「ほっこり」のなどのテーマで、各30種類、合計約180種類で構成される。社員から新しいメッセージ案を募集する取り組みも行われている。

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同社担当者は、「派手さはないけれど、愚直に取り組んでいく。誠実にお客様に価値を提供し続けることが大事だと思っています」と語る。

日常から世界へ オリンピック、パラリンピック支援

「ふぅ。」を届ける取り組みは日常生活の中だけにとどまらない。味の素グループは、オリンピック、パラリンピック日本代表選手団「TEAM JAPAN」の栄養支援にも取り組んでいる。

ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピックでは、日本代表選手団の栄養支援拠点として「いつでも、ふぅ。広場」を設置した。これは選手がリラックスし、からだとこころを整えるための空間として設けられたもので、日本パラリンピック委員会(JPC)と連携して運営された。

大会期間中、選手は極度の緊張と疲労の中で競技に臨む。特に冬季大会は寒冷環境や移動の困難さなど、日常とは大きく異なる環境に置かれる。そのような状況下でコンディションを維持するためには、栄養補給と同時に「安心して休める場所」が欠かせない。

「いつでも、ふぅ。広場」は、まさにその役割を担う拠点として設置された。

現地には「ビクトリープロジェクト」メンバーが常駐し、選手一人ひとりとコミュニケーションを取りながら栄養補給やコンディショニングをサポート。競技の合間に立ち寄り、気持ちを整え、次の挑戦へ向かうための場所として活用されたという。

提供されたのは、日本食の冷凍弁当、だし湯、コーヒーなど。慣れない水質や食環境の中でも安心して栄養補給できる環境づくりが進められている。

コーヒー選びには工夫がされており、現地で使用する硬水に合わせて選定したレギュラーコーヒーを採用しているほか、選手の出身地や馴染みのある地域で好まれる味わいを追究した「ちょっと贅沢な珈琲店」地元ブレンドシリーズも取り揃えた。

また、スティックコーヒーは、視覚に障害のある選手から重宝されているという。選手からは、「ドリップコーヒーはドリッパーをカップにセットしたり、お湯を均一に注ぐのが難しいが、スティックコーヒーは一人でも簡単にコーヒーを楽しむことができる」といった声が寄せられている。

極度の緊張の中で競技を終えた選手が立ち寄り、温かい飲み物を手にする。張り詰めていた表情が少し緩み、次の競技へ向けて気持ちを整える。

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いつでもふぅ広場

「いつでも、ふぅ。広場」は、そうした時間を支える場所として設置される。極限の緊張状態から一息つく。いつもの味わいのコーヒーを飲んで安心する。競技へ向けて気持ちを切り替える。

「ふぅ。」という時間の価値は、世界の舞台でも必要とされている。

社員が体現し、社会へ届ける

理念を生活者に届けるためには、まず社員が体現することが重要だという。

「お客様に”ふぅ。”を届けるためには、まず社員が”ふぅ”を体現できていて、人に語れるようになることが大事だと思っています」(同社担当者)

社内活動、商品、社会貢献。それぞれが独立した取り組みではなく「ふぅ。」という価値でつながっている。

「一杯のコーヒーで皆さんが幸せになれるような提案を続けていく。それがコーヒー会社の使命だと思っています」(島本社長)。

日常の一杯から世界の舞台まで広がる「ふぅ。」という時間。

味の素AGFは、その価値を丁寧に社会の中へ提供していく考えだ。