木徳神糧の現地合弁子会社「台湾木徳生技」低蛋白米生産工場が竣工

木徳神糧8割出資、台湾米穀卸・聯米と長田産業も、5月本格稼働へ
 
【台湾・高雄発】木徳神糧㈱(平山惇社長)は14日、台湾の屏東で、現地合弁子会社「台湾木徳生技」(平山惇董事長)低蛋白米生産工場(写真=外観)の竣工式典を開催した。式典で平山社長(董事長)は、以下の通りスピーチした。
○…台湾木徳生技で生産するのは、普通のコメから蛋白質を除去した低蛋白米というものです。この低蛋白米は、慢性腎臓病患者の方々から、蛋白質を摂取制限しつつおいしいお米を食べたいという声から生まれたものです。現在日本ではこのような低蛋白米を中心とした栄養価をコントロールした食材を供給できる体制が整備できています。しかし日本以外の国ではこのような供給体制がまだできておりません。特にアジア諸国では腎臓病の対策として用いる人工透析が国家の財政を圧迫し、透析機器が不足しているとうかがっております。さらに近年どの国でも糖尿病患者が急増し、糖尿病由来で腎臓が悪くなる患者が増えており、いっそう透析患者が増えていくものと想定されています。台湾木徳生技は日本での長年の実績を生かし、台湾と中国大陸を中心に、アジア諸国を含めて腎臓病患者さん向けの低蛋白米および完全食材の供給を行っていきます。

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