農研機構、生物研、ホクレン等がムギ類の穂発芽に関する遺伝子発見

穂発芽しにくい品種の開発育成へ

農研機構、生物研、ホクレン、横浜市立大・木原生物学研究所は3月31日、ムギ類の穂発芽に関する遺伝子を発見したと発表した。穂発芽しにくい品種の育成が効率的に進むことが期待される。
オオムギとコムギの穂発芽に関する遺伝子は別々に発見されていたが、今回の発見ではこれらが同じ遺伝子であることが分かった。多数の研究機関の活動により発見されたことで、オオムギの穂発芽に関する遺伝子は、農研機構、生物研、香川大、岡山大、ライプニッツ植物遺伝学・作物研究所(ドイツ)が共同で突き止めた。ホクレン、生物研、横浜市立大・木原生物学研究所は共同で、コムギの穂発芽しやすい品種・しにくい品種のゲノム配列を解析し、穂発芽に関するコムギの遺伝子が、オオムギと同じ遺伝子であることを突き止めた。

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