2016年度の食糧小麦総需要量は572万t、輸入量488万t=農水省

農林水産省は3月31日、食料・農業・農村政策審議会の食糧部会を開き、2016年(平成28年)度の麦の需給見通し案を諮問、議論の結果、案通り答申を受けた。2016年度の食糧用小麦の総需要量は過去5年間の平均の572万t(前年見通し比1万t増)とした。
国内産小麦の供給量は平成28年産の作付面積(20.8万ha)に過去5か年の収量のうち最高・最低を除いた3か年平均(10a当たり399kg)を乗じ、さらに食糧麦供給割合(98.2%)を乗じて81万t、国内流通量は81万tのうちの34万t、前年度の繰越在庫からの48万tを合わせ82万tとした。さらに、米粉用国内産米の流通量を前年同の2.3万tとした。この結果、総需要から国内産小麦・米粉流通量を差し引き、外国産食糧用小麦の輸入量を488万tとした。備蓄数量は前年同の94万t。

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