岩手新品種「銀河のしずく」県外デビュー、「岩手を代表する品種に」

岩手県庁は7日、都内百貨店で新品種「銀河のしずく」県外デビューセレモニーを開催。達増拓也県知事とJA岩手県五連の藤尾東泉会長が、買物客にサンプル米と県産りんごを直接配布した(写真左から達増知事、いわて純情むすめ、藤尾会長)。達増知事は、会場となった三越銀座店周辺で行われているリオ五輪・パラリンピックのパレードと絡め、「10年かけて開発したこの品種は、透明感があり、バランスの取れた食味で、食感も軽やかだ。五輪・パラリンピックのメダリストのように美しい輝きを放っている」と挨拶。藤尾会長は、「これから岩手県を代表する品種になるものと期待している」と述べた。

現在は、北上から盛岡にかけての標高240m以下の地域130haで生産しているが、種苗不足が解消されたため、来年の作付面積は約1,000haに拡大する見込み。今年は全体で650t(県内200t、県外450t)の流通を予定し、一般家庭消費を狙って量販店を中心に、順次全国販売する。「米屋彦太郎 銀座三越店」(㈱山田屋本店)での店頭価格は2kg1,340円、5kg3240円(税込)。また全農県本部によると、29年産でデビューする岩手118号は、高級百貨店などをターゲットにした、さらにワンランク上の品種になる。

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