正田醤油11月期決算は増収増益、コンビニ向けなどつゆたれ類が伸びる

正田醤油はこのほど、正田隆社長が群馬県館林市内で記者会見し、15年11月期(105期)の決算概要を発表した。売上高は前期比4.9%増の222億円、営業利益は60.1%増の1億6,330万円となった。

正田社長は「売上はつゆたれ類がОEMやコンビニ用が伸びたので、しょうゆ部門の減少をカバーした。しかし、利益面は増益とはいえ、前期が非常に悪かったためで、対売上利益率は低く、今期以降の大きな課題となる」と述べた。

また今期から始まった8次中期計画(3カ年)について「6次を種蒔期、7次を育成期とすれば8次は熟成期となり、刈取りにつなげたい。中計の目標は品質など当たり前のことができる組織にすることに尽きる。組織が大きくなると、縦割りになりがちだが、全社に共通な横軸を持って管理できる会社にしたい。また各製品の原価率を正確に把握するシステムを構築したので、利益率の低い製品の改良や終売などを行い、少なくても利益率2%を達成する」と述べた。(詳細は本紙にて)