ADEKA決算会見、過去最高の売上高・利益、戦略製品の拡販に注力

ADEKAは5月30日、本社で決算説明会を開き、15年度の業績や中期経営計画の1年目の報告、16年度の方針などを報告した。

15年度業績は、売上高は前年比8.2%増の2,227億円、営業利益が同37.8%増の193億円だとした。食品事業の売上高は7.2%増の611億円、営業利益は41.6%増の16億円だとした。

郡昭夫社長は「食品事業、化学品共に好調に推移し、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれでも過去最高となった」と説明した。食品事業については「国内では製パン・洋菓子・デザート向けにマーガリン、ホイップクリーム、フィリング類が好調に推移した。新製品開発を促進するとともに、戦略製品の拡販に注力した。国内全ての食品製造工場で食品安全システム認証規格のFssC22000を取得が完了した」と報告した。マーガリンでは15年に発売した、スーパーバーナードが、ソフト化機能と素材の風味を引き立てる特性が評価され、好調に推移した。(詳細は本紙にて)