伸びている商品の一層の機械化・効率化を進める-やまみ決算会見

やまみは22日、16年6月期決算(既報)説明会を都内で開き、山名清社長が業績や中期経営計画などについて説明した。

山名社長増収大幅増益となった決算を振り返り、「当初計画には若干届かなかった。利益面で将来に向けた設備投資なども行っており、多少の誤差が生じた」と説明した。さらに拠点別売上構成比については、広島本社工場が72.7%、関西工場が27.3%となっており、関西工場は新規取引先の開拓や既存取引先への売上拡大により構成比は拡大しているとした。設備投資については、関西工場では上場後の機械導入を見据え建屋を増築し、本社工場では排水処理設備の拡張と、新木綿ラインを導入したことで、合計で約13億5,100万円とした。

主力製品の販売状況については、「もっちりやわらか絹厚揚げ」の売上高は前期比1億5,200万円増の12億5,200万円、「濃厚仕立てもめん3P」は同1億5,600万円増の9億1,200万円、「同きぬ3P」は同9,500万円増の6億0,500万円だとした。山名社長は「伸びている商品の一層の機械化、効率化を行っており、利益にも貢献している。他社にはコストを含め対応できない」との見解を示した。(詳細は本紙にて)