昭和産業・RD&Eセンター、基盤強化と成長を実現する新研究開発拠点

昭和産業は、9月1日から業務を開始した新研究開発拠点・RD&Eセンター(船橋工場内)の記者見学会を1日開いた。RD&Eセンターは、各所に分散していた研究・開発・技術部門を統合しただけではなく、設計段階から顧客や社員間のコミュニケーションを重視したコンセプトや、新しい工夫を取り入れることで、機能融合の促進を図っている。同社では、同センターの機能発揮により、「穀物ソリューション・カンパニー」として、さらなる基盤強化と成長を実現する考えだ。

開会にあたり、生産・技術部門統轄の中村圭介・取締役専務執行役員がRD&Eセンターのコンセプトについて、「当社の技術戦略では、一般的なRD(リサーチ・研究、デベロップメント・開発)に加え、エンジニアリング・技術のEを加え、研究開発から工場で実際に生産する所までの全体をカバーするために、R・D・Eを融合することが重要で有効と考えている。技術戦略の遂行に向けて、11年7月に戦略委員会を発足し、研究・開発・技術の組織間シナジーと、製粉・製油・糖質といった事業間シナジーの融合による成果創出と、全員参画による業務改革に努めてきた。RD&Eセンターには事務スペース・試験室・試験室のフリーアドレス化などの新しい試みや、建物外観の意匠・設計にも当社独自の考えを反映している」と説明した。(詳細は本紙にて)