相模屋食料 大豆100%の植物性肉「肉肉しいがんも」、食感とおいしさにこだわり

第52回食品産業技術功労賞 商品・技術部門受賞
第52回食品産業技術功労賞 商品・技術部門受賞

相模屋食料の「肉肉しいがんも」は、肉のような食感とおいしさにこだわった、大豆100%の植物性肉だ。1個あたりタンパク質を17g含む。飛龍頭(ひろうす)と呼ばれる、関西のがんもどきの製造技術を用いて開発した。内容量は140g、参考価格は198円。

豆腐生地を手でこねる製法を復活させることで、肉粒感やヘテロ感(均一ではなく多様な食感)を生み出した。

賞味期限は30日と、通常のがんもどきより約4倍長い。商品を真空パックで包装することに加え、製造工程でレトルト製品の製造機を使用することで実現した。

家畜の飼育は、げっぷで二酸化炭素が多く排出される、大量の水が必要になるなどの課題があるが、植物性肉は環境への負荷が少ない。商品名の「INNOCENT MEAT」には、環境面で罪悪感がない肉という意味を込めている。

パッケージも、プラスチック包材の使用を最低限にとどめ、環境負荷の軽減に貢献する。

〈食品産業新聞 2022年12月5日付より〉