やまみ第2Q決算は過去最高に、増収やロス率の改善で売上総利益は3.7P改善
やまみの26年6月期第2四半期の決算は増収増益となり、売上高、売上総利益、営業利益、経常利益は過去最高を記録した。19日にオンラインで説明会を開き、山名清会長と山名徹社長が決算概要とともに、富士山麓第2工場の建設計画について説明した。
決算概要は山名会長が説明した。売上高は前年同期比10.6%増の114億9,800万円、営業利益は59.2%増の12億8,500万円だった。本社工場の設備更新効果が表れ、また関西工場での厚揚げ・油揚げなど競争力の高い商品が好調だった。増収に加えロス率の改善により、売上総利益は31.4%増の27億1,500万円と3.7ポイント改善した。昨年2月まで使用していたコストの高い輸入大豆から国産大豆へシフトしたことで、第1・2四半期ともに大幅増益した。
拠点別では、本社工場は厚揚げラインの設備更新による生産能力の向上もあり9.5%増に、関西工場は他工場同様に新商品の販売が好調で9.6%増になった。
富士山麓工場は15.5%増と好調だった。上位10位の取引先で増収した。同社が得意とする厚揚げや油揚げが増加傾向だった。
付加価値商品を低価格で展開する商品構成変更も売上拡大に寄与した。従来の付加価値商品は少量製造で上段に並び、売価は158~198円になる。一方やまみでは、下段で展開できるほどの大量製造を実現しており、北海道産大豆を使用しながらも売価は98~118円だという。「北海道産大豆は作りにくく、運搬や歩留まりの問題がありながらも付加価値をつけている」(山名会長)。例えば厚揚げの場合、同業他社が作りにくいため、98~118円で初期導入されたあと、138~158円に値上げしても受け入れられるケースが多いという。
〈富士山麓第2工場は27年2月から稼働予定、生産能力は100億円〉
続いて山名社長が、通期の見通しや富士山麓第2工場の建設計画について説明した。
通期業績予想は上方修正を発表した。売上高は前回発表と同様で9.2%増の230億円、営業利益は44.8%増の25億円と5億円増を見通す。工場内でのロス率改善を図ることで原価率が下がり、各段階利益が上方修正された。
拠点別の売上高の見通しでは、本社工場は7.9%増、関西工場は8.8%増、富士山麓工場は13.4%増となる。各工場ともロスの軽減や生産効率の向上を継続することで収益力の強化を図る。
本社工場・関西工場は、輸入大豆から国産大豆へ商品構成を変更することで増収につなげる。
富士山麓工場に関しては、営業利益は黒字幅が前年同月の1,000万円から2億800万円に拡大する見通しだ。品ぞろえ商品に加え、カット3P豆腐や厚揚げなど、既存取引先への新規アイテム導入で高水準な増収を維持する考えだ。
利益面については、販売管理費は11.9%増を予想するが、営業利益は上期59.2%増に対し下期も32.1%増と高水準な増益を維持する見通しだ。
富士山麓第2工場の建設計画については、所在地は静岡県駿東郡小山町湯船字下原で、総二階の2,500坪。稼働年月は27年2月を予定している。生産品種は豆腐、油揚げ、おから。設備投資額は合計56億1,000万円の予定だ。経済産業省から18億3,000万円の補助を受けた。生産能力は、富士山麓工場は80億円、第2工場は100億円とみている。本社と関西工場で生産している製品を第2工場で製造するため、一時的に製造量が約3割減少するが、そのタイミングに合わせて商談を進めているとしている。
新商品は、競合が少ないという舟形の充填豆腐「とうふスタイル」、「枝豆スタイル」、レンジ調理が可能な8個入り厚揚げ「コロパク」、業務用の75分割の豆腐を予定している。
〈大豆油糧日報2026年2月26日付〉







