【日本テトラパック】豆乳でたん白質を摂れることを発信

各社豆乳商品
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日本テトラパックでは、植物性ミルク市場を盛り上げるため、「リセッ豆乳プロジェクト」や「アーモンドミルク研究会」の活動を通して魅力を伝えている。

「リセッ豆乳プロジェクト」では、動物性たん白質と植物性たん白質をバランスよく摂ることを提案している。直近の取り組みとして、豆乳摂取者と非摂食者の食事実態調査に関するメディア発表会を8月28日に開いた。

調査では、20代・40代の女性計123人を対象に、3日間の食事を調べた。その結果、豆乳を日常的に摂取している人は、たん白質の動植物バランスが取れている(5:5)のに対し、非摂取群は動物性に偏った6:4であると分かった。

さらに、豆乳非摂取群より豆乳摂取者の方が、たん白質の総摂取量が多かった。前者は51.7gに対し、後者は57.5gとなった。

同調査で、20代女性の課題も浮かび上がった。エネルギー不足と脂質過多だ。今回の調査では、20代女性の約3人に1人が、基礎代謝基準値である1,130kcal 以下のエネルギーしか摂っていなかった。加えて、摂取エネルギーに対する脂質の摂取目標量(20~30%)を満たしている人は、約23.6%にとどまった。30%を超える人が約7割に達していた。調査をした背景について、「日本人は、たん白質を摂る量が少なく、バランスも理想的ではないというデータを受け、実際にどのような摂り方をしているか検証してみることにした」(同社)と話す。
20代と40代の女性に限定した理由は、「50代以降は豆乳摂取量もたん白質摂取量も多い。そのため、十分にたん白質が摂れておらず、豆乳もあまり飲んでいない世代をターゲットにした」と説明する。
20代に関しては、摂取カロリー自体が少ないため、必然的にたん白質の摂取量も不十分になっていると指摘する。

同社によると、豆乳でたん白質を摂れることを知っている消費者はまだまだ少ないという。今回の調査を受けて、「もっと植物性たん白質を簡単に摂る方法を、豆乳とつなげて発信したい」としている。

〈今年もサウナ施設で豆乳のサンプリングを実施、対象店舗を3店舗に拡大〉

各社アーモンドミルク商品
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「アーモンドミルク研究会」では、アーモンドミルクの認知度を高める活動を展開している。
飲食店2店舗で限定メニューを販売し、「Toshi Yoroizuka TOKYO」ではアーモンドミルクとケーキ、「玄米フードサロン」ではアーモンドミルクとクッキー、アーモンドバター入りのたい焼きを提供した。
そのほか、インフルエンサーを起用してプロモーションを実施したところ、他企業や団体で実施した従来のPR活動と比較し、エンゲージメントが2倍高く高評価だったとする。
直近の取り組みについて、「リセッ豆乳プロジェクト」で、昨年に続いて今年もサウナ施設で豆乳のサンプリングを実施した。対象店舗は3店舗に拡大した。期間は10月12日「豆乳の日」から11月11日「ととのえの日」にかけて開催し、10月11~13日、11月8~9日の計5日間。各施設先着100人に配布した。

〈大豆油糧日報 2025年11月17日付〉

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創刊:
昭和33年(1958年)1月
発行:
昭和33年(1958年)1月
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