クルトシュなど4品をトレンド米粉グルメに選出【米粉カンファレンス2026春】
米・米粉消費拡大推進プロジェクト事務局は2月27日、「米粉カンファレンス2026―春―」を開催した。イベントでは、今年流行すると思う(流行させたい)米粉グルメ=トレンド米粉グルメとして、クルトシュ(パン部門)、米粉ドーナツ(スイーツ部門)、ライスミルクプロテイン・米粉ベーグルサンド(ニューウェーブ部門)が発表された。
トレンド米粉グルメは、Webコンテンツ「米粉タイムズ」のインプレッションデータやSNSの総再生数をもとに、3部門で各5品のノミネートグルメを選出。その中から、米コ塾会員(米粉事業者)とぐるなび会員(一般消費者)に向けアンケートを実施し、その結果をもとに同事務局が最終審査を行ったもの。
クルトシュはらせん状のパンを回しながら食べる点の目新しさや食べる楽しさがSNSで広がりやすいポイントとして評価された。また、外はカリッと、中はもっちりした食感が米粉の特徴を最大限に生かすものだとし、アイスやクリームを詰めるなど、アレンジの幅が広い点も高評価だった。
米粉ドーナツはスイーツトレンドと健康志向の両方の流れを捉えているとして選出。専門店のオープンも続き、現在のブームがさらに定着していくと感じられる点などが決め手となった。
ニューウェーブ部門は2品の選出となった。ライスミルクプロテインは健康志向と植物性食品トレンドの両方を強く捉えている点、米粉ベーグルサンドは食事、軽食、外食トレンドの変化を的確に捉えている点が支持された。
発表はモンサンクレールのオーナーシェフパティシエの辻口博啓氏とToshi Yoroizuka のグランシェフの鎧塚俊彦氏が行った。講評では、辻口氏は「どれも素晴らしい。クルトシュは1年かけてバズらせていって、ぜひ年末年始には“ゆく年クルトシュ”みたいな、クルトシュの時代がどーんと来ると嬉しいね」とダジャレを交えてコメント。鎧塚氏は「今も人気があって今後さらに力を入れるものと、現状ではまだ認知度が低いがこれから期待が持てるものと、バランスのよい選出になったと思う」と話した。
プロジェクトを代表して、農林水産省農産局穀物課の齊官英雄米粉班長は「本日(27日)、Instagram の“米粉タイムズ”が10万フォロワーを達成したという報告があった。同様の行政の情報発信サイトの中では極めて異例の数だ」と感謝の意を述べた。その後、「今回が2025年度締めくくりの米粉カンファレンスとなる。米粉の25年度の需要量は約6.2万tと見込んでいる。24年度は5.6万tだった。本当はもっと伸びて欲しかったのだが、やや増加という結果になった」と振り返った。
25年の米粉を取り巻く環境として、「レシピ動画が連日数多く配信され、目を引くことが多かった。また、米粉に関するレシピ本がたくさん発刊された年でもあったと思う。これだけ出れば消費者の目にも届くだろうし、頼もしい限りだ。こうした良い面があった一方で、米価の高騰によって、とくに実需側が原料米の調達に苦労したという、需要と供給のギャップがさらに拡大をした1年でもあった」と総括。最後に「農水省としては、これまでの米粉の商品開発や普及啓発の取り組み、製造能力強化に向けた施設整備の支援に加え、26年度は新たに、実需者と生産者との間で複数年契約を結んでもらうような、原料米の安定調達で一定の支援をするメニューも追加して、更なる需要拡大に向けて進みたい」と展望を語った。
〈米麦日報 2026年3月10日付〉







