ヤクルト本社18年3月期決算、売上高・各段階利益が過去最高 国内飲料はマーケ投資継続で販売増

「Newヤクルト」(上)、「Newヤクルト カロリーハーフ」(下)
ヤクルト本社は11日、都内で18年3月期決算説明会を開催し、国内・海外における乳製品の販売本数増加により、売上高・各段階利益ともに過去最高を更新したと発表した。

なお、最終利益は5年連続増の過去最高を達成。世界全体の乳製品売上本数は、前年比5.7%増の1日平均3951万本と好調を続けている。

国内飲料は、乳製品においてテレビCMを中心に積極的なマーケティング投資を継続するとともに、それに連動した販売現場での活動が相乗効果となり、販売本数は前年比3.5%の増加となった。店頭中心の「Newヤクルト」は同8・2%増の伸長で、宅配専用の「ヤクルト400類」も同2.4%増。コンビニエンスストア向けの「Newヤクルト6本パック」の販売店舗拡大や、「シンバイオティクスヤクルトW」など新製品の展開も貢献している。

また、昨年10月からネットで申し込める「ヤクルト届けてネット」を首都圏中心に地域限定で展開したところ、今年3月時点で1万件弱の受注になったという。今後は6月から東海・近畿エリアに導入し、今期中には全国展開する方針で、その後にWEB受注のプロモーションを展開する予定。

今年度の取り組みは、引き続きグループ一丸となった販売活動と大規模なマーケティング投資を行う。営業面では、各チャネルにおいてマーケット基点での取り組みを進め、特に量販店ではプロモーション・フィールドスタッフの活性化を図るとともに、商品では「Newヤクルトカロリーハーフ」の配荷を強化する。

海外飲料は、販売数量が前年比8.2%増で着地した。同20.2%増の中国を中心に、アジア・オセアニアでの販売が拡大している(同11.9%増)。中国では、ルート配送の基地を拡充しており、顧客創造をさらに進める考え。

81年の営業開始以来、伸長の続くメキシコは、同3.3%増を達成した。

〈ヤクルト本社18年3月期連結決算〉
▽売上高
=4015億6900万円(前年比6.1%増)
▽営業利益=434億6300万円(同16.6%増)
▽経常利益=530億5400万円(同7.5%増)
▽当期純利益=340億6400万円(同13.0%増)。

〈食品産業新聞 2018年5月17日付より〉

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