カレーとコーヒーを一緒に楽しむマリアージュ提案、キーコーヒーが喫茶文化の楽しさを伝える提案

カレーとコーヒーの組み合わせは、食後だけでなく食事中も合うことを紹介
カレーとコーヒーの組み合わせは、食後だけでなく食事中も合うことを紹介

◆カレー大學学長は「お互いを引き立てる面白い組み合わせ」と評価

キーコーヒーは7月18日、メディア向け発表会「コーヒーとカレーの意外!?なマリアージュ」を本社(東京都港区)で実施した。カレー総合研究所代表でカレー大學の井上岳久学長の基調講演や、コーヒーとカレーの試食体験を行った。カレーの食中にコーヒーを飲むマリアージュによって、両方をよりおいしく味わえる組み合わせの提案だ。

キーコーヒーによると、コーヒーの苦みや酸味といった味わいはカレーと相性が良く、カレーとコーヒーを口の中で一緒に楽しむことで、味がまとまったり、足りない部分を補うことができるという。

キーコーヒー マーケティング本部でコーヒー教室を担当する松本葵さんは、「香りや味の指標となる『フレーバーホイール』を見ると、コーヒーとカレーは共通点が多く、コーヒーの苦味はカレーの味を引き締めるスパイスのような役割を果たす。カレーのうまみ・香り・苦味のバランスを調整する調味素材として、コーヒーは十分に理にかなった存在だ」と話した。

(左から)キーコーヒー コーヒー教室 松本さん、同マーケティング本部 高嶋さん、カレー大學 井上学長
(左から)キーコーヒー コーヒー教室 松本さん、同マーケティング本部 高嶋さん、カレー大學 井上学長

井上学長によると、カレー業界には「カフェカレー」という人気ジャンルがあるほど喫茶店とカレーは密接な関係にあるという。また、コーヒーも油ギレが良いことからカレーと相性が良く、カレーを食べた後に口の中をさっぱりとさせるために飲まれることが多かった。ただ、食事中に一緒に飲むという提案はほとんどなかったという。

井上学長は、「コーヒーはカレーの食後に飲まれることが一般的で、食中に組み合わせる提案は新しい。コーヒーと一緒に楽しむことでカレーの辛味が強調されるなど、お互いを引き立てる面白い組み合わせだ」と語った。

キーコーヒーは、喫茶店の定番であるコーヒーとカレーの組み合わせを、より深く知ってもらうことで、喫茶文化の活性化につなげていく考えだ。

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