アサヒ飲料、「ウェルチ」で初のプレミアムライン 日比谷で2,500本限定販売
アサヒ飲料は、果汁飲料ブランド「Welch’s(ウェルチ)」で初のプレミアムラインとなる「Welch’s PREMIUM YAKIMA」を投入する。5月22日から24日まで、東京ミッドタウン日比谷で開催するPOPUPショップ限定で2,500本をテスト販売する。
米国ワシントン州ヤキマバレー産のコンコードグレープのみを使用した200ml瓶商品。1本(200ml)にぶどう4房分の果汁を使用し、800gで12房分を使用する通常品の「Welch’s グレープ100」と比べても、容量当たりのぶどう使用量を高めた。“濃厚ぶどう体験”を切り口に、果汁飲料市場で高付加価値領域の開拓を狙う。

同商品は、「Welch’sグレープ100」の約1.5倍の果汁を使用。希望小売価格は600円(税別)で、1本入りギフトボックスは900円、2本入りギフトボックスは1,500円で展開する。コンセプトは「驚きとおいしさを人と共感したくなる究極の濃厚ぶどう体験」。20代後半から30代女性を主なターゲットに据え、プチギフトや手土産需要を想定する。
ヤキマバレー産コンコードグレープは、長い日照時間と昼夜の寒暖差により、高糖度で渋みの少ない果実に育つのが特長。同社はワインで使われる「テロワール」の考え方に着目し、果汁飲料でも産地価値を前面に打ち出す。パッケージは、素材や味わいへの自信を表現するため、“飾らない上質さ”を意識したデザインとした。

POPUPショップでは試飲を実施し、ストレートのほか、炭酸割り、アイスティー割り、ロックなどの飲み方も提案する。
「Welch’s」ブランドは1869年創立で、150年以上にわたりコンコードグレープにこだわってきた。収穫後8時間以内に搾汁する製法を採用し、旬の味わいや香りを閉じ込めている。今回の商品では、ブランドの強みである“ぶどうへのこだわり”を、より分かりやすく伝える狙いがある。

イベントのプレス向け説明会で、同社マーケティング本部マーケティング二部ブランド開発グループプロデューサーの岸夏希氏は「ウェルチはぶどうというルーツを誇るブランド。ぶどうの専門家としてのこだわりを伝えることで、価格以上の価値をしっかり届けたい」と語った。
果汁飲料市場については、価格高騰や健康志向の高まりを背景に厳しい環境が続いていると説明。一方、「濃厚な味わいを求めるお客様は一定数いる」とし、プレミアム商品の投入でそうした需要を取り込む考えを示した。
容器には瓶を採用した。ギフト市場や高価格帯飲料の調査を踏まえ、プレミアム感を表現しやすい容器として選定したという。今後はテスト販売の反応を見ながら、市販ルートでの展開も検討する。高価格帯スーパーなど、価値訴求しやすいチャネルを想定している。
同社は今後、「ウェルチ」を“ぶどうの専門家”としての価値を高めるブランドへ育成する方針。中長期目標として「ぶどう飲料ナンバーワン」を掲げ、「『ぶどうといえばウェルチ』と想起されるブランドを目指す」とした。







