ネスレ日本「濃縮割り師決戦」、けーさんとたろーが優勝 濃縮コーヒー市場は1~6月27%増

受賞した3組(左から)「けんき」、 「けーさんとたろー」、「いだちゃんねる」。左端は常盤マネージャー
受賞した3組(左から)「けんき」、 「けーさんとたろー」、「いだちゃんねる」。左端は常盤マネージャー

ネスレ日本は9月15日、「ネスカフェ エスプレッソベース」を使ったアレンジレシピを競う「最強!濃縮割り師決戦2026」の結果発表セレモニーを開催し、「けーさんとたろー」が初代「最強濃縮割り師」に選ばれた。2位は「いだちゃんねる」、3位は「けんき」だった。

濃縮コーヒー市場は2026年1~6月、金額ベースで前年同期比27%増と大きく伸長する中、ネスレ日本は同市場を上回る伸びとなった。今回の施策では、若年層など新たな顧客との接点が広がり、継続購入にもつながったという。同社は濃縮コーヒーカテゴリーのさらなる拡大を目指す。

「最強!濃縮割り師決戦2026」に参加した上位7組のインフルエンサー
「最強!濃縮割り師決戦2026」に参加した上位7組のインフルエンサー

同企画は5月15日にスタート。15組の人気インフルエンサーを「濃縮割り師」に任命し、「ネスカフェ エスプレッソベース」を使ったオリジナルレシピをそれぞれのSNSで発信してきた。一般参加者による投票を実施し、得票数で順位を決定した。

結果発表日の9月15日は、ネスレ日本が制定した「濃縮コーヒーの日」。9(こ)・1(い)・5(こ)を「濃いコーヒー」と読む語呂合わせにちなみ、濃縮コーヒーの「濃さ・コク」の魅力と多様な楽しみ方を広く発信する狙いで制定した。一般社団法人日本記念日協会に登録されている。

優勝した「けーさんとたろー」には「最強濃縮割り師 夢叶えます券」を贈呈。2人は福岡への社員旅行を実現し、「世界一楽しい社員旅行」を動画で届けたいと語った。ネスレ日本は今後、2人と内容を詰めながら実現を支援する。2位の「いだちゃんねる」には「準最強濃縮割り師 夢お助け券」、3位の「けんき」には「上級濃縮割り師 夢ちょっとお助け券」が贈られた。

同社コールドコーヒービジネス部ブランドマネージャーの常盤馨氏は、4カ月にわたる企画について「今までやったことのない取り組みだった」と振り返った。幅広いジャンルのインフルエンサーを起用し、これまで接点の少なかった層にも商品を知ってもらう機会となったという。「商品だけではなかなか取り込めないようなお客様を取り込むことができた」と手応えを示した。

実際に、大学生や20代から30~40代まで、起用したインフルエンサーによって異なるファン層がイベントに参加した。SNSでも「買った」「飲んだ」といった投稿が見られたほか、アレンジレシピに対して「こういう商品があるんだ」「自分もこういうもので割ってみた」「意外と簡単」といった反応が寄せられた。常盤氏は「濃縮コーヒーという存在をまず知っていただけた」と話す。また、企画をきっかけに「継続的な購入につながったこともすごく喜ばしい」とした。

インフルエンサーが4か月にわたり、「ネスカフェ エスプレッソベース」を使ったアレンジレシピを競った
インフルエンサーが4か月にわたり、「ネスカフェ エスプレッソベース」を使ったアレンジレシピを競った

販売面ではECも好調だった。SNSで商品を知った消費者が通信販売サイトなどオンラインで商品内容を確認し、購入する流れも生まれた。同社コールドコーヒービジネス部長の村岡慎太郎氏は「Amazonは圧倒的に売り上げが上がった。非常に伸びた」と説明。月によっては希釈用ドリンクカテゴリーのボトルタイプで1位になったという。店頭でもドン・キホーテでインフルエンサーを招いた企画を複数回実施した。

村岡氏は来年も同企画を継続する考えを示した。今回得た知見を生かし、濃縮コーヒーをまだ十分に知らない年代へのアプローチなどを検討する。「どうやったら市場をもっと大きくできるかを考えながらやりたい」とし、濃縮コーヒー市場そのものの拡大につなげる考えだ。

秋冬も当面はアイスでの訴求を継続する。村岡氏は「まだカテゴリーとして広がりきっていないので、まずは同じメッセージをとにかく出し続けたい」と説明。ホットでも楽しめる商品だが、当面はアイスを軸に訴求する。

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
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