鳥貴族が一部営業再開、大阪・京都など9府県の直営店舗163店

鳥貴族が大阪・京都など9府県の直営店舗を一部営業再開(画像は鳥貴族メニュー例)
株式会社鳥貴族(大阪市浪速区、大倉忠司社長)は、政府から示された緊急事態宣言の一部解除や一部自治体による休業要請の緩和を受け、大阪府・京都府・滋賀県・兵庫県・奈良県・岐阜県・愛知県・三重県・静岡県の一部直営店舗の営業を、5月19日から再開した。

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営業再開の対象店舗は計163店舗で、22時までの時間短縮営業を行う。大阪府、京都府、兵庫県の店舗は、酒類の提供は21時まで。また、一部メニューやトリキ晩餐会(食べ飲み放題プラン)の提供は中止する。

鳥貴族は営業再開にあたり、店舗での新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、以下の取り組みを行うことを発表した。
・従業員の出勤前の検温
・管理者による従業員の出勤時体調確認と体調不良時の出勤停止措置
・全従業員のマスク着用の徹底
・アルコールによる店内の手が触れやすい箇所の拭き上げ
・1時間毎の衛生的手洗い
・減席営業や入口でのウェイティング禁止等のソーシャルディスタンス確保
・店舗へのアルコール設置及びお客様へのご来店時のアルコール消毒のお願い
・排気システムによる換気
・大きな声での掛け声自粛
・店内BGMの音量削減など

なお、直営店以外の店舗については、TCC店(鳥貴族カムレードチェーン=鳥貴族の採用する加盟店方式)についても同様の感染拡大防止策を行った上で、自治体ごとの要請に応じた営業時間変更を行った上で、一部店舗で営業を再開する。営業状況は、店頭やホームページで掲示する。 

鳥貴族は、「今般の状況を踏まえ、テイクアウトやデリバリー等の新たな商品提供方法の可能性を検討しております」としている。