極洋 2023年春の新商品「かに肉入りクリームコロッケ」「ビーフシチューコロッケ」発売

極洋 2023年春の新商品発表会
極洋 2023年春の新商品発表会

極洋は、市販用冷凍食品の新商品2品、リニューアル品1品の計3品を3月1日に全国で発売する。2月22日、都内で新商品発表会を開催した。

今回の新商品開発テーマは「おいしく 健康に だんどりよく!」。単身・共働き世帯が増加している中、市販用冷食は「食卓向け惣菜商品」として「クリームコロッケ(かに肉入り)」(2個112g)と、「ビーフシチューコロッケ(牛すじ肉入り)」(2個112g)の2品を発売する。1個56g と満足感のあるコロッケで、夕食のメインとしても活用できる。

自然解凍やレンジで食べられる便利な商品だ。「クリームコロッケ」は、かにの旨味が詰まった、なめらかな味に仕上げた。かに肉5%入り。「ビーフシチューコロッケ」は、濃厚な旨味が広がる牛すじ肉入りのビーフシチューをコロッケにした。牛すじ肉2.8%入り。2品とも食卓向け惣菜として差別化するため、従来の弁当品とは異なる縦型のパッケージとし、上質感のあるデザインを採用している。

リニューアル品は、シーマルシェブランド商品の「ふんわりえびカツR2」(5個110g)のパッケージをリニューアルする。

市販用冷食3品とも、調理方法は自然解凍・電子レンジ。製造工場はグループ会社である極洋食品塩釜工場。

〈金利上昇、デフレ下のビジネスモデルから転換も、10周年「だんどり上手」はスピードを上げ時短・簡便商品展開/井上社長〉

極洋・井上誠社長
極洋・井上誠社長

発表会で井上誠社長が挨拶した。要旨は次の通り。

【井上社長】

いまだコロナの問題はあるものの、3月13日にはマスクが個人の自由に任せられ、5月8日からはコロナの扱いを「5類」に引き下げるという話で、我々にとっても1つの明るいニュースだ。

一方で、ウクライナ問題に端を発してエネルギー価格が急騰、為替の状況も不安定で我々も困っている状況にある。そして非常に問題なのが金利の上昇で、我々が20年、30年と行ってきたデフレの中でのビジネスモデルを大きく変更する時期になってきているのではと感じる。

この変化の中で、在庫の持ち方にしても、同じようにやっていては収益に繋がらない、増収にならなくなるかもしれないため、今回の新商品の発表も非常に重要だと思っている。

この2・3年のコロナ禍では、大きくは言われなかったが、時短・簡便性が今後重要になると思っている。そうした中で、今年で10周年を迎える我々の「だんどり上手」シリーズは時短・簡便性に適切なアイテムだと思っている。10歳になるマスコットキャラクターの「だんどり~にゃ」と、弟子の「ぺこり~にゃ」も含めPR していきたい。

今回の発表通り、「だんどり上手」シリーズではさまざまな肉製品を加え、幅広く充実したものを時短・簡便性という切り口でスピードを上げて展開していく。今回の新商品開発テーマは「おいしく 健康に だんどりよく!」としており、それに沿った新商品をご紹介したい。

〈冷食日報2023年2月28日付〉

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近年の冷凍食品をめぐる情勢は、共働き世帯の増加や家族構成の変化、また飲食店や量販店の惣菜売場の多様化によって需要が増加しています。一方で、家庭用冷凍食品の大幅値引セールの常態化はもとより、原料の安定的調達や商品の安全管理、環境問題への対応など課題は少なくありません。冷食日報ではこうした業界をめぐるメーカー、卸、そして量販店、外食・中食といった冷凍食品ユーザーの毎日の動きを分かりやすくお伝えします。

創刊:
昭和47年(1972年)5月
発行:
昭和47年(1972年)5月
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