ヤマザキとアイスラインが合弁会社「アイスマウンテン」設立、大手コンビニ向けスムージー製造でスタート、野菜・果物と氷を組み合わせる

総合惣菜メーカーのヤマザキ(静岡県吉田町)と、氷・氷加工品や業務用食材の製造・販売などを手掛けるアイスライン(岡山市北区)はこのほど、合弁会社「アイスマウンテン」(岡山市東区)を設立した。

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資本金は1億円で、出資比率はアイスライン60%、ヤマザキ40%となる。同社では、お互いのノウハウや技術を持ち寄り、大手CVS(コンビニエンスストア)向けのスムージー製造を皮切りに、野菜・果物と氷を組み合わせた商品の展開を目指すとしている。

ヤマザキは、野菜やフルーツなど原料調達のノウハウを活かし、その原料を用いた商品開発力や企画力に強みを持っており、一方、アイスラインは、果汁やピューレなど糖を凍らせることができる製氷技術を有している。この2社の強みや技術を組み合わせることで、従来にはない新たな商品の開発が可能になるとしている。また、異なる業種・異なる領域において事業を展開する企業同士で手を組むことがお互いの成長に繋がると考え、合弁会社設立の合意に至ったという。

合弁会社・アイスマウンテンの代表取締役社長にはアイスラインの石井希典社長が、代表取締役副社長にはヤマザキの山崎朝彦社長が就いた。事業内容は「スムージーの製造」「冷凍野菜・冷凍フルーツを使用した商品の製造」「果汁・ピューレなどのアイスキューブを使用した商品の製造」としている。

〈冷食日報2023年4月12日付〉

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