〈PR〉世界一獲得のシャンパーニュが日本展開を加速、「グラン・テロワール」への誇りを胸に/都光「パルメ」

気候変動が進む中、そのポテンシャルが注目されるトレパイユの畑
気候変動が進む中、そのポテンシャルが注目されるトレパイユの畑

心弾むシャンパーニュの季節がやってきた。コロナ禍明けの急激な世界的需要増で、日本での需給はひっ迫傾向にあるが、こんな時こそ新しいブランドに注目してみたい。

たとえば都光が2021年9月から展開するシャンパーニュ「パルメ」。グラン・クリュ・プルミエ・クリュを所有するレコルタン・マニピュラン7人が1947年、ピノ・ノワールの銘醸地として名高いモンターニュ・ド・ランスに設立したメゾンだ。

日本には初上陸となるブランドながら、2019年の「シャンパーニュ&スパークリングワイン世界選手権」では、「クラシック ブラン・ド・ブラン」最高賞と「チェアマンズ トロフィー」を獲得。2020年にはメゾンの顔ともいえる「ノンヴィンテージブリュット」で最高賞、翌21年には「クラシック ブラン ド ブラン」最高賞を受賞と、名だたるグランメゾンに並び、めきめきと存在感を増している。さらに先月発表された2022年の結果では、「クラシック ブラン ド ブラン部門」と「ブラン ド ノワール部門」の2冠を制覇。定評あるシャルドネに続き、ピノ・ノワールにおいてもさらなる飛躍が期待される。

世界最高賞に輝いた「ブリュット・レゼルヴ」(左)と、創業者へのオマージュ「グラン・テロワール」(中、右)
世界最高賞に輝いた「ブリュット・レゼルヴ」(左)と、創業者へのオマージュ「グラン・テロワール」(中、右)

〈創業者由来の畑のポテンシャル〉

「パルメ」の優位性はまず、畑にある。契約畑も含め、約400haを有するが、グラン・クリュとプルミエ・クリュが約半分を占めるという贅沢さだ。

2022年秋に来日したCEOでワインメーカーでもあるレミ・ヴェルヴィエ氏は、「パルマ」のアイデンティティとして、「モンターニュ・ド・ランスのシャルドネ主体のブレンド」を強調した。

レミ・ヴェルヴィエ氏
レミ・ヴェルヴィエ氏

シャンパーニュではこれまで、シャルドネといえばコート・デ・ブランというのが定説だったが、モンターニュ・ド・ランスはコート・デ・ブランより北に位置する。

「温暖化が進む中、冷涼な地の北向きの斜面にシャルドネの畑があるのは大きなアドバンテージです。高質なミネラルとストラクチャーはこの地のシャルドネならではの個性。中でも、ヴィレール・マルムリーとトレパイユのシャルドネは、“パルメ”にとって大切な核となります」とヴェルヴィエ氏は胸を張る。根底にあるのは、創業者から引き継がれてきた畑への誇りだ。

だからこそ環境に配慮したぶどう栽培にも力を入れており、すでに半分以上のぶどうが「VDC」「HVE3」認証を取得。2023年までに100%を目指すという。

さらに、「パルメ」を特徴づけるのが、ソレラシステムによるリザーヴワインの存在だろう。35年以上にわたり継ぎ足されながら熟成されてきたリザーヴワインもまた、時代を超えて受け継がれる「パルメ」スタイルを支える重要なエッセンス。シャンパーニュでも最高のテロワールからくるぶどう由来の高貴さと、リザーヴワイン由来の凝縮感と熟成感の絶妙なバランスこそが、「パルメ」の魅力だ。

オーク樽熟成後のワインを、ソレラシステムで「パーペチュアル・リザーヴワイン」に
オーク樽熟成後のワインを、ソレラシステムで「パーペチュアル・リザーヴワイン」に

たとえばメゾンスタイルを体現するシグニチャー「ブリュット・レゼルヴ」(6,900円)は、シャルドネ由来のミネラル感に、ピノ・ノワールの厚み、ムニエの果実感が調和。さらに40~35%にもおよぶリザーヴワインが重層なストラクチャーをもたらす。ノンヴィンテージでもすべての要素が絶妙なバランスで見事に昇華した逸品だ。

〈1970年代からのオールドヴィンテージも〉

2022年秋には良年にのみ造られるスペシャルキュヴェ「グラン・テロワール」から、「2015」(1,5000円)を発売した。同キュヴェは名前通り、メゾンの原点であるモンターニュ・ド・ランスの“偉大なテロワール”を表現すると共に、創業時のメゾン名「ソシエテド・グラン・テロワール・シャンパーニュ」のオマージュでもある。セパージュも1947年にパルメの創業者が最初に手掛けた構成比を踏襲。

ヴェルヴィエ氏は、「グラン・テロワールはプレステージ・キュヴェの枠を超えた“ハイ・ヴィンテージ”という位置づけ。ブランドの顔となる存在にしたい」と話す。

もうひとつ、特筆すべきは(日本では少量の展開ながら)「パルメ」が誇る稀少な「ヴィンテージコレクション」だろう。ランスのセラーには、1970年代からのヴィンテージ・シャンパーニュがシュール・ポワン(デゴルジュマン前)の状態で静かに熟成されている。

たとえば、収量は非常に少なくても、その繊細さや凝縮感は20世紀後半でも有数とされる1985ヴィンテージ、同じく厳しい年ながらモンターニュ・ド・ランスでは優れたシャルドネとなった1987ヴィンテージなど、スティルワインでも今やレアなヴィンテージは、シャンパーニュアラヴァーにとって垂涎の的。「地球温暖化」が顕著になる前のシャンパーニュの味わいを、今でも最高の状態で楽しむことができるのだ。

2022年秋に開催された伊勢丹新宿店のシャンパーニュ催事「ノエル・ア・ラ・モード」の「パルメ」スペシャルポップアップバーでも、古くは1980年(!)からのコレクションが圧倒的な存在感を示した。

「パルメ」スペシャルポップアップバー
「パルメ」スペシャルポップアップバー

優雅さと調和を探求するパルメスタイルは、世紀をまたいだオールドヴィンテージからノンヴィンテージのスタンダードキュヴェまで、見事に継承されている。7人の創業者たちの哲学と理想は時を超え、鮮やかな未来を描く。

媒体情報

食品産業新聞

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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