「メルシャン・ワインズ」スパークリングワイン新商品体験会を開催、ブランド初のボトル缶ワインなど

「メルシャン・ワインズ」新商品
「メルシャン・ワインズ」新商品

メルシャンは8月1日、「メルシャン・ワインズ」ブランド初のボトル缶ワイン「メルシャン・ワインズ サニーサイド オーガニック スパークリング」(280ml・参考価格340円)を発売した。

8月29日にはスパークリングワイン「メルシャン・ワインズ カンティアーモ スプマンテ ブリュット」「メルシャン・ワインズ カンティアーモ スプマンテ ロゼ」(各750ml・参考価格1160円)を発売する。発売を機に、8月21日にはプレス向け新商品体験会を中野で開催した。

冒頭、メルシャンブランドグループ須永和子氏が「“メルシャン・ワインズ”は、世界の優れた生産者と共創し、物語のあるワイン造りをコンセプトに、ワインの楽しみを広げ、ワインの扉を開くポジショニング。ブランドメッセージ『“ワインって楽しい”をもっと日常へ』を軸に、“感動のおいしさ”“日常をもっと楽しく”“サステナブル”の3つの価値観を大切に、お客様との約束(クレド)として持続可能性の追求を実現していく」と説明した。

左から勝野泰朗氏、小泉麻衣氏、須永和子氏
左から勝野泰朗氏、小泉麻衣氏、須永和子氏

また、「日本のスパークリングワイン輸入数量は過去10年で1.5倍に拡大しており、ポテンシャルは高い。新商品“カンティアーモ・スプマンテ”は、大切な誰かとの幸せな乾杯に、“サニーサイド オーガニック スパークリング缶”は一人時間を充実させるご褒美として提案する」という。

メルシャンブランドグループ小泉麻衣氏は、「イタリアはスパークリングワイン最大の輸出国。生産者のボスコ社は、プロセッコ発祥の地ヴェネト州トレヴィーゾに拠点を置く。2,000を超える栽培家と4,000haの自社畑を有し、テロワールを反映したぶどうづくりとイタリアの環境省作成のガイドライン“VIVAサステナブルワイン”に基づいた取り組みを行っている。日本におけるスパークリングワイン (フルボトル)の期待価値は、“特別な場面で誰かと飲むワイン”。そこで、“カンティアーモ”では、テーブルを華やかに演出するデザイン、華やかな香りと際立つフレッシュさを大切に、飲みやすさと料理との相性も考えて味わいを構築した」と説明。

「ト音記号のラベルを目印に、ホリデーシーズンにはクリスマスの定番ローストチキンやいちごのショートケーキなどの料理との相性も訴求したい」という。

〈生産者との共創により「華やかな香りとフレッシュな味わいを実現」〉

「カンティアーモ」の造りについては、イタリアのボスコ社と共に商品を開発したメルシャン技術部勝野泰朗氏が概略以下のように説明した。

勝野氏=ボスコ社が得意とする「きめ細やかな泡立ち」「飲みやすさ」「食事にあう」といった要素に加え、日本のお客様が求める味わいを実現するために、香りを高める酵母にこだわり「華やかな香り」を実現。さらに、日本に届いた時、飲み頃になるよう、酸度の高い酒質を選択して「フレッシュな味わい」を実現した。

『サニーサイド オーガニック スパークリング 缶』については須永氏が、「生産者はサステナビリティを大きな柱に掲げるスペインのペニンシュラ社。環境(エコロジー)と地域貢献(エコノミー)を推進する“エコエコプロジェクト”を創設・推進しており、サステナビリティ認証SWfCPも取得。オーガニックを気軽に楽しんでいただきたいとペニンシュラ社と共創した既存品“サニーサイド”スティルワインは売上も堅調に拡大してきた。8月1日には、飲みきりサイズでリキャップもでき、環境に配慮したボトル缶でスパークリングワインを発売。糖と酸のバランスを考慮した味わいで、明るいうちから楽しめるスタイルに仕上げた」と説明した。

なお、品種構成はロットにより異なるが、「カンティアーモ」のファーストロットは白がグレラ主体でシャルドネとピノグリをブレンド。ロゼはメルロ主体でラボーゾをブレンド。「サニーサイド」はアイレン、ビウラなど。

〈酒類飲料日報2023年8月23日付〉

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