フィード・ワン、牛の起立困難予防声かけサービス「ブジダス」の販売パートナーに、NTT-TX、ベルシステム24、フィード・ワンが協業し、サービスの普及を加速

各社の役割
各社の役割

フィード・ワンは10月から、NTTテクノクロスとベルシステム24が提供する、牛の起立困難予防声かけAIサービス「BUJIDAS(以下、ブジダス)」の販売パートナーとしての活動を開始した。今回の協業により、フィード・ワンは同サービスの国内飼料業界初の取り扱い企業となる。飼料業界のリーディングカンパニーであるフィード・ワンの参加で、「ブジダス」のさらなる利用拡大を目指す。

「ブジダス」は、肉用牛経営を行う肥育牛生産者に向け、出荷直前での牛の死亡事故の大きな原因とされる起立困難が発生しないよう、人に代わってAIカメラが牛舎の監視を行う日本初の非接触型サービス。牛の姿勢をAIが危険と判定すると、カメラから警告音が発報、牛が姿勢を変更することで、起立困難の発生を予防する。NTTテクノクロスとベルシステム24では、ことし4月に共同で同サービスの提供を開始した。

一方、フィード・ワンでは、DX化推進による畜水産業界の生産性向上を推進するなか、今回、「ブジダス」の社会課題解決へのアプローチに共感し、生産者の持続的な事業継続、生産性向上に資する取組みへの参加のため協業するに至った。今後、フィード・ワンは同社が保有する肥育牛生産者のネットワークに対し、同サービスに関する契約取次(情報提供・取次業務)を行い、NTTテクノクロスがソリューション開発、そしてベルシステム24がカスタマーサポートなどをそれぞれ担当する(=図:各社の役割)。

4月の提供開始以降、「5年後に5万頭へ提供し、売上規模で年間10億円」という目標を掲げるなか、今回の協業で同サービスの普及を加速し、肥育牛生産者の課題解決と国産牛肉の生産量拡大に寄与していく。

〈畜産日報2024年10月17日付〉

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