サントリー食品インターナショナルは、「BOSS」と“コーヒーハンター”Jose(ホセ)川島良彰氏(ミカフェート代表)が共同開発した「プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション 無糖」、「同 甘さ控えめ」(各750mlPET/298円税抜)を5月28日から全国発売する。こだわりが生んだ本格家庭用ペットボトルコーヒーで、価格競争の激しい中容量ペットボトルコーヒー市場の中で新たなポジションを築くか注目される。

「ボス」ブランドは、2017年に発売した「クラフトボス」で、新型容器やITワーカーをターゲットにしたテレビCMを展開したところ、缶コーヒーをあまり飲まない若い世代や女性に支持され、日本に500mlペットボトルコーヒーの新しい潮流を作った。今回は、忙しく働く大人に向けて、時短+豊かさを「注ぐだけで至福のおいしさ」が楽しめるレギュラーコーヒー品質のRTDコーヒーを提案する。1本で約4~5杯楽しめるという。

※RTD=Ready to Drink=フタを開ければ そのまま飲める飲料

5月27日に発表会を行った同社ブランド開発事業部の大塚匠課長は、「共働き世帯が増加し、テレワークの利用意向も高まっている。裁量で働く時間・場所をコントロールできるような働き方の変化を背景に、イエナカ(家庭内)コーヒー需要にチャンスがあると考えた」とした。同社は牛乳と割るだけでカフェのような味わいが楽しめる「ボス ラテベース」(16年発売)を展開している経験から、イエナカコーヒーのトレンドは“時短+豊かさ”にあると位置付けた。
“イエナカコーヒー”の「市場ポテンシャル」(サントリー食品インターナショナル)

“イエナカコーヒー”の「市場ポテンシャル」(サントリー食品インターナショナル)

そこで、新商品「コーヒーハンターズセレクション」750mlペットボトルコーヒーは、時短で生まれた「時間」を使って「豊かに過ごす」提案を行い、現代の働く人々の課題を解決する考えだ。
 
大塚氏は、「国内コーヒーの総消費杯数(約550億杯、2018年)の割合は、イエナカ(家庭内)が約60%で、イエソト(家庭外)が約40%。“ボス”が主戦場にしていたのはイエソトだが、イエナカの方が消費量は多い。緑茶のRTD構成比は約80%あるが、コーヒーはまだ30%前後なので、まだまだ家庭内でのRTD化の余地が大きい」と開発の背景を語った。
 
新商品の中味は、川島氏が選定した高品質なコーヒー豆(コロンビアウィラ地区産)を使用し、サントリーの自社専用工場で焙煎している。また、生豆の品質を保つために、定温コンテナで輸送し、一定の室温で保管し、品質を保持していることも特徴だ。
 
川島氏は「これまで(缶やPETの)RTDコーヒーを飲んでこなかった人たちにぜひ試していただきたい。RTDコーヒーの革命といえる味・香りになっている。コモディティ商品でも、しっかり手を加えればここまでできるということを体感してほしい」と語った。

サントリー食品 大塚匠課長(左)、“コーヒーハンター”川島良彰氏(右)

サントリー食品 大塚匠課長(左)、“コーヒーハンター”川島良彰氏(右)

なお、同社は「ボス ラテベース」の新ラインアップとして、「ボス ラテベース 贅沢カフェインレス 甘さ控えめ」(340mlPET/278円税)を7月9日から発売することも発表した。

「ボス ラテベース 贅沢カフェインレス 甘さ控えめ」

「ボス ラテベース 贅沢カフェインレス 甘さ控えめ」