中高生にアサヒ飲料が研究助成、学習院女子高等科「栄養食用プラスチックの開発」など採択5チームが成果発表/第3回サイエンスキャッスル研究費

研究成果発表会での集合写真
アサヒ飲料は、中高生を対象とした未来の研究者の卵たちをサポートする研究助成プログラム“第3回サイエンスキャッスル研究費”(運営:リバネス社)に2021年も参加した。その中で、「アサヒ飲料賞」に採択された秋田県立秋田南高校、群馬県立太田女子高校、学習院女子高等科、中央大学附属高校、和歌山工業高等専門学校の5チームの中高生による研究成果発表会が、12月12日にオンライン形式で開催された。

〈2020の様子〉未来の研究者の卵である中高生にアサヒ飲料が研究助成、採択された5チームがオンライン発表会を実施

この助成プログラムは、研究を通して社会で活躍する、未来のリーダーへの一歩を踏み出すきっかけを提供することを目的としている。費用やノウハウがなく、研究するためのサポートが必要な研究者の卵である中高生たちが、同賞をきっかけに研究をスタートさせ、科学技術の発展を牽引してくれることを願って実施された。

「アサヒ飲料賞」は、アサヒ飲料の募集要項に沿った研究テーマに対し、応援する助成プログラム。今回、「『健康』『環境』『地域共創』などの社会課題の解決に役立ち、未来のワクワクや笑顔を生み出す研究や開発」をテーマに全国の中高生から募った結果、22件の応募があった。

採択した5チームには、研究費用として資金を助成するだけでなく、アサヒ飲料社の研究員が主催者のリバネス社スタッフと一緒にアドバイザーとして各チームに1名ずつ付くことで、研究を約半年間サポートした。

審査の結果、最優秀賞には「栄養食用プラスチックの開発」を研究した学習院女子高等科、優秀賞に「万能調味料の塩味・うま味増強香気成分による減塩効果の研究」を行った秋田県立秋田南高校と、「バナナの実と皮で作る非常食の成分は震災のストレスを緩和させる事が可能か」を研究した中央大学附属高校が選ばれた。

研究に取り組む様子(左列上段から「秋田県立秋田南高校」「学習院女子高等科」「和歌山工業高等専門学校」、右列上段から「群馬県立太田女子高校」「中央大学附属高校」)

研究に取り組む様子(左列上段から「秋田県立秋田南高校」「学習院女子高等科」「和歌山工業高等専門学校」、右列上段から「群馬県立太田女子高校」「中央大学附属高校」)

 
アサヒ飲料は、今回の取り組みについて、「研究者の卵である中高生たちが、本賞をきっかけに研究や社会課題などに興味を持ち、誰かを笑顔にしたり、社会を明るくするような価値を生み出してくれることを応援します。本年度も非常に優れた研究テーマの応募が集まり、研究の成果にも、生徒さんの研究に対する純粋な気持ちにも、たいへん刺激を受けております。今後も若き研究者たちの活躍を応援します」としている。

採択テーマ一覧

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