大阪・阪急三番街に1000席規模の巨大フードホール誕生 北館地下2階を改装

阪急三番街「ウメダフードホール」、ゆったりと上質な空間のバルゾーン
阪急電鉄と阪急阪神ビルマネジメントは3月28日、阪急梅田駅併設の商業施設「阪急三番街」北館地下2階を、1000席規模の巨大フードホール「UMEDA FOOD HALL(ウメダフードホール)」としてリニューアルオープンした。改装前に比べて売り上げ2、3割アップを目指す。

〈上質な料理を高級感ある空間で〉
メディア向け内覧会で、小畑英之館長は「上質な料理を高級感ある空間で手軽に食べられる大人向けのフードコートを目指した。生活者は個の趣味・嗜好を大事にする。グループで来て、好きなものを持ちより、なんならシェアできる」と狙いを語った。

「バル」「美食」「お手軽」「スタミナフード」「スイーツ」の5つのゾーンを設け、心地よい質感のソファー席やカウンター席、スタンディング席を取り入れたほか、ビッグテーブルも配置。1人から大人数まで、様々な利用シーンに対応する。

店舗は、全国、関西、梅田初出店の11店を含む全18店が揃う。主な店舗は、ワインと相性抜群の煮込み料理をメーンとする創作フレンチ「ラグー」(全国初)、自社生産のお米を使ったリゾット専門店「お米料理リゾット☆スター」(同)、「1ポンドのステーキハンバーグタケル」(梅田初)、「ヨーキーズクレープリー/シュクレフ」(関西初)など。改装前からの人気店「正式担担麺美食庁四川辣麺」「大阪・堂島とろ家」も出店。

今回の改装は、昨春の南館と北館一部の改装に続くもので、同施設の改装が完了する。「飲食は究極のコト消費。当館も飲食は堅調。これからも梅田地区の魅力を高めていきたい」(小畑氏)。

なお、JR西日本SC開発が運営するJR大阪駅のファッションビル「ルクア大阪」も、地下2階の食のフロアをリニューアルした。昨年12月にオープンした第1期「バルチカ」エリア拡大オープンに続き、第2期「LUCUA FOOD HALL(ルクアフードホール)」を4月1日にオープンしている。

〈食品産業新聞 2018年4月9日付より〉

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