従来の食品容器は中身を守るため、フタはしっかりはまるものが良いとされてきたが、多くの人は開けづらさを感じていた。そこで「誰もが失敗なく、片手で簡単に開けられる容器」を目指して開発に着手。売り場の意見を確認するため、スーパーのバックヤードの盛り付け担当者に作業のしやすさや完成品の見栄えなどについてヒアリングを実施。試作品を使い、スーパーの惣菜売り場で消費者に開封体験を促し、感想をふまえ微調整のうえ最終製品化した。開発期間は約3年。
現在、全9シリーズ、36タイプを展開している。売れ筋は、揚げ物や焼き物といった温惣菜に最適なフードパックタイプの「KLY」シリーズだ。
「楽ポン」の構造、デザイン、名称については特許、意匠、商標登録済み。
〈食品産業新聞 2018年12月3日付より〉
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