集団給食協会は去る12月9日、「親子クリスマスケーキづくり」イベントを武蔵野栄養専門学校(東京都・豊島区)で開催した。東京都食育推進協議会の一員である同協会の食育事業で、学校法人後藤学園と共催で実施している毎年恒例の人気企画。100組近くの応募の中から抽選で選ばれた25組の親子が参加した。

講師の宮屋敷忠信氏(武蔵野栄養専門学校)は、「おいしいケーキを作るためにはスポンジの素になる卵をしっかり泡立てることが大切です」と述べて、卵の泡立て方法には“別立て式”と“共立て式”があることなどを説明。

“別立て式”は卵黄と卵白をそれぞれ別々に泡立てる方法で、“共立て式”は卵黄と卵白を一緒に泡立てる方法。手で混ぜるときは別立て式の方がしっかり混ざるが、ハンドミキサーを用いれば共立て式でも簡単に・スピーディーに混ぜることができるという。

宮屋敷氏は参加した親子らに、「ちゃんと混ざればしっとり感が出ておいしくなるので、十分に混ぜて下さい」と求め、「ミキサーを持ち上げて、スポンジのタネを垂らしたとき、タネの上にしっかりと線が残れば、泡立てが十分です」と補足した。スポンジのタネができたら、タネを型に流し込み、180℃のオーブンで20~25分間焼成して完成。

スポンジが徐々に焼き上がり、かぐわしい匂いが調理室を覆うと、子どもたちは保護者と一緒にスポンジの型を丁寧に外し、スポンジを包丁でカット、デコレーションに熱中した。クリスマス前の調理体験は、親子の絆を深め、子どもたちの調理に対する関心を育んだに違いない。

【レシピ紹介】オリジナルクリスマスケーキ(スポンジ16cm型)
〈材料〉

・卵 2個
・薄力粉 50g
・アンビベ(=スポンジの湿り気・風味付け用)シロップ 50g
・砂糖 50g
・ココアパウダー 5g
・デコレーション生クリーム 400g
・いちご 6粒
・砂糖  40g

〈作り方〉
〈1〉(別立て式の場合)卵を卵黄と卵白に分ける。
〈2〉 卵白をしっかりと泡立て、砂糖を加えてさらに泡立てる。
〈3〉 泡立てた〈2〉に卵黄を加えて混ざったら、薄力粉とココアパウダーを入れて、しっかりと混ぜ合わせる。
〈4〉 〈3〉を型に流し入れ、180度のオーブンで20~25分焼く。
〈5〉 焼きあがったスポンジを真ん中で2等分にカットして冷まし、クリームを塗ってデコレーションして出来上がり。

〈給食雑誌「月刊メニューアイディア」〉