スターバックス コーヒー ジャパンは9月8日、“エシカル(倫理的)なコーヒー調達”を目指して取り組む3つの生産地の豆をブレンドしたコーヒー豆「スターバックス スリー リージョン ブレンド」を、全国のスターバックス店舗(一部除く)で発売した。

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「スターバックス スリー リージョン ブレンド」は、コーヒー三大生産地のラテンアメリカ・アフリカ・アジア太平洋地域の豆をブレンドしたコーヒー。ペルー、ルワンダ、インドネシアジャワ島のコーヒー豆を掛け合わせ、タンジェリン(ミカン科ミカン属に分類される柑橘類)の皮や、アーモンドと砂糖でつくられた洋菓子「マジパン」を思わせる風味、チョコレートのようななめらかな口あたりが特徴で、後味にはちみつのような甘い風味が感じられるという。内容量250g、税込1641円。

スターバックスは、コーヒー生産者や生産地域との関係を構築しながら、長期的に高品質なコーヒー豆の生産をサポートするための調達モデルとして、エシカルな調達100%を目指す独自のガイドライン「C.A.F.E.プラクティス」を2004年から導入している。適正価格での調達に加え、コーヒー生産地の環境負荷低減、生産者のより安全で豊かな暮らしのサポートなどに取り組んでいる。

〈ルワンダに「ファーマーサポートセンター」を設立/スターバックス〉
2009年にはルワンダの首都キガリに、生産者コミュニティをサポートする「ファーマーサポートセンター」を設立。農園管理や栽培の計画づくり支援のほか、女性コーヒー生産者支援の一環として、工芸品作りを行うプログラムを支援している。プログラムに参加したコーヒー生産者の中には、適切価格での工芸品販売によって、病院に通えるようになったケースもあり、公衆衛生の改善にも繋がっているという。
ルワンダでは工芸品作りを支援するプログラムを実施

ルワンダでは工芸品作りを支援するプログラムを実施

〈ペルーなど5カ国へ環境に配慮した生豆精製機器を提供/スターバックス〉
2020年には、ペルーをはじめとする5カ国のコーヒー農園に、環境に配慮した生豆精製機器を提供した。従来のコーヒー加工は、ウェットミルという水を使ってコーヒーの果実から生豆を取り出す工程で大量の水を必要とするが、水の使用量を抑えた新たな機器を提供したことで、コーヒー加工処理における水の使用量を最大80%削減することにつながったという。また、約1万1500件の土壌とコーヒーの葉のサンプルを収集して土壌の健全性を確認し、品質や生産性、収益性の向上に向けたコーヒー農家のサポートを続けている。

コーヒー豆栽培の様子

コーヒー豆栽培の様子

〈インドネシアでは品種開発や生産者への助成金提供を推進/スターバックス〉
スターバックスは、インドネシア産アラビカコーヒーの最大の買い手となっており、2015年には北スマトラ州ベラスタギに「ファーマーサポートセンター」を設立。病気に強いコーヒー品種の開発研究のほか、小規模のコーヒー農家を対象に、33万本以上のコーヒーの苗木と技術支援を提供。あわせて2006年から、コーヒー生産者の生活レベル向上を目指し、400万ドル以上の助成金提供を行い、教育、水、衛生に関するサポートプログラムを推進している。
 
今回の「スターバックス スリー リージョン ブレンド」は、スターバックスが米国・シアトルでの創業から今年で50周年を迎えたことを記念したもので、上記のような“エシカルなコーヒー調達100%”を目指すスターバックスが実施してきた、一連の取り組みによって実現した商品となっている。「『スターバックス スリー リージョン ブレンド』は、スターバックスが長期にわたりエシカル(倫理的)なコーヒー調達100%を目指し活動を継続してきた三大生産地の、個性豊かな3つの味わいをブレンドしています。これからの50年も、“コーヒーに関わるすべての人々とともに持続可能な未来に向け歩んでいく”というコミットメントを表現した、決意と情熱の象徴です」(スターバックス)。

「スターバックス スリー リージョン ブレンド」

「スターバックス スリー リージョン ブレンド」