くら寿司「津田沼駅前店」オープンで国内500店舗達成、“コロナ禍でも都心部へ”の出店戦略

くら寿司の店舗看板(写真は既存店「浅草ROX店」)
回転寿司チェーン「くら寿司」は、2月10日に津田沼駅前店(千葉県習志野市)をオープンし、日本国内の総店舗数が500店舗に達した。2020年1月時点の451店舗から、2年間で約50店舗の増加。

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コロナ禍の発生以降、テレワークの拡大や会食自粛などの影響があり、多くの飲食店では都心部の店舗で売上が大きく落ち込んだ。一方、郊外のロードサイド店舗は比較的堅調だ。

出店戦略をロードサイドへ転換する外食企業も多いなか、くら寿司は真逆の戦略を推し進める。従来はロードサイド店舗が中心だったが、コロナ収束後を見据えた出店戦略として都心駅前エリアへの出店を強化。2021年度に出店したくら寿司30店のうち、14店舗が都心駅前店だった。 

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くら寿司「渋谷駅前店」外観

くら寿司「渋谷駅前店」外観

くら寿司では、出店エリアの家賃や人件費などを反映し、1皿の価格設定を3段階に分けている。通常のロードサイド店舗は1皿110円(以下税込)。今回オープンする津田沼駅前店などは、“都市型店舗”として1皿125円。「原宿店」など一部店舗は1皿132円。
 
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なお、くら寿司は500店舗達成を記念し、全店で「天然肉厚大えび(一貫)」を、通常220円のところ半額の110円で販売する。販売期間は2月10日と11日の二日間限定で、無くなり次第終了する。
 
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くら寿司「天然肉厚大えび(一貫)

くら寿司「天然肉厚大えび(一貫)

「天然肉厚大えび(一貫)」は、味が濃く、加熱後の発色の良さが特徴のメキシコ産天然ブラウンエビを使用。身が縮みにくいという特性もあり、肉厚な身とぷりぷりの食感を楽しめるという。