〈グループ冷凍麺生産能力が最大30%増、需要拡大に対応〉
シマダヤの生産子会社であるシマダヤ東北は、古川工場(宮城県大崎市)で、国内でも最大規模の生産能力を持つ冷凍麺の新ラインを、このほど稼働開始した。これにより、シマダヤ全体の冷凍麺生産能力も最大で30%ほど拡大することとなる。

シマダヤ東北古川工場は67年8月より操業開始し、直近ではLL麺、冷凍麺(そば、うどん)の製造を手掛けてきていた。今回は、同社グループ事業の中でも成長を見込む冷凍麺の需要拡大に対応するため、グループ冷凍麺の基幹ラインとして、古川工場内に3棟ある工場棟のうち、第一工場で、これまで4ラインが稼働していたLLラインを1ラインに削減し、冷凍麺新ラインを新設。冷凍麺生産能力の増強と、品質のさらなる向上を図る。

新ラインは、1ラインで毎時1万6,800食と「当社のラインとして最大の能力であるばかりか、恐らく日本最大」(シマダヤ・木下紀夫社長)の製造能力を持ち、3直で最大限稼働した場合は、グループ全体の冷凍麺製造能力を30%も押し上げる規模を持つ。細・太兼用で、業務用冷凍うどん・ラーメンを製造する。

今回の古川工場新ラインで、シマダヤグループの冷凍麺工場は、シマダヤ東北の古川・郡山、シマダヤ関東の前橋、シマダヤ西日本の岐阜と4工場体制となる。シマダヤの木下社長は新ラインの説明会で、90周年を迎える2021年に、業務用冷凍麺の販売規模を現在の25%増ほどに拡大させる見通しを示した。一方、業務用冷凍麺のうち、古川工場で素材麺の生産規模に余裕が出ることから、需要が拡大している調理麺についても「まだ決めかねている」としながらも他の工場で生産拡大したい意向だという。

なお、シマダヤ東北は今年4月1日付で宮城シマダヤを存続会社に、千鳥屋製麺所(仙台市宮城野区)を合併して誕生。旧・宮城シマダヤの鎌田和夫社長が引き続き社長を努めている。

〈冷食日報 2018年4月18日付より〉

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