〈目標の売上高1兆円、経常利益110億円を突破、経常利益率1.14%〉
加藤産業は12日、2018年9月期連結決算を発表した。売上高は前年比3.6%増の1兆90億9,500万円、営業利益は9.6%増の101億9,200万円、経常利益10.7%増の115億3,500万円と増収増益、計画の売上高1兆円、経常利益110億円をクリアした。売上高経常利益率は1.14%と前期の1.07%からさらに上昇、1%以上を保った。

事業別では、主力の常温流通事業は、価格だけに頼らない価値の提供に取り組むために、仕入先と連携しながら得意先との関係強化を一層深めつつ、自社ブランド商品の開発・販売においても価値訴求を進めた。また、業務の生産性向上に取り組むことで諸経費の抑制に努め、売上高は4.2%増の7,275億7,200万円となった。利益面では、マレーシアのLein Hing Holdingsの株式取得に関連する費用などにより1.4%減の76億4,800万円で着地した。

低温流通事業は、小売業の業種・業態を超えた競争激しくなる中、人件費や物流コストの増加、また、地震や台風など災害の影響もあり依然として厳しい状況で推移。売上高は4.0%増の1,012億9,300万円となったが、物流費の高騰などの影響で営業利益は6.8%減の2億1,600万円と減益となった。

酒類流通事業は、売上高1.1%増の1,879億1,400万円、営業利益は約2.8倍の13億400万円となった。主要取引先との取り組みや利益商材の拡売など自販力と提案型営業の強化を図りつつ、商品ごとの利益管理を徹底し、生産性向上やコスト削減への取り組みが奏功した。

その他事業は、物流事業での取引増加で3.5%増の122億4,500万円となったが、営業利益は9億9,100万円と微減となった。

今期(19年9月期)は、売上高4.1%増1兆0,500万円、経常利益1.4%増117億円と引き続き増収増益を計画する。

〈冷食日報 2018年11月13日付より〉