国分グループは6月25~26日、都内で「全国低温フレッシュ事業展示会」を開催した。

展示内容は▽マルシェ▽クリエイト企画▽デリカ▽低温商品企画▽外食▽高齢者ビジネス――の6つのゾーンで展開した。

「マルシェ」ゾーンは、生鮮3品の素材を、アメリカのスーパー、ウェグマンズの売場をイメージしたスタイルで提示し、“ワクワク感"を演出。中心部にライブキッチンを設け、キッチン内で調理実演を行うことでライブ感も出した。青果では、グループの仲卸、国分フレッシュリンクの機能や、昨年4月に出資したバイテックベジタブルファクトリーの植物工場野菜なども紹介していた。

「クリエイト企画」ゾーンでは、低温事業独自ブランド「クリエイト」商品を中心に企画提案。今回は「たんぱく質」「発酵」をテーマに、同ブランド商品「ギリシャヨーグルト」「大地の甘酒」「お肉屋さんの贅沢肉まん」(9月2日発売)などを使った健康メニューを提案。

「元気でいたい」という生活者を▽トレンド女子▽スマートキャリア▽自然派主婦▽共働き子育て家庭▽アクティブ消費シニア▽ギャップシニア――の6つのクラスターに分け、それぞれに向けて2つずつ、たんぱく質摂取に着目したメニューを試食も交えて紹介した。

「デリカ」ゾーンでは、加工技術、情報提供、流通加工など各種機能を紹介。人手不足に対する生産性アップと付加価値商品の提案に主眼を置いた。

1つは、真空包装調理の機能を紹介。下ごしらえ済みの材料を真空包装した状態で納品するため、店頭での調理時間短縮と、廃棄ロス削減にもつながる。具体的には、手間がかからず味の染みこみが良い「煮物」や、下ごしらえ・調味済みで、店頭では開封して焼くだけでできる中華惣菜メニューなどを提案していた。

もう1つは、国分グループのフロチル機能と、ラショナル・ジャパンのスチコンを活用した畜肉・水産系の惣菜メニューを、スチコンの調理実演も交えて紹介。塩麹を充填して凍結させた漬け肉、漬け魚をフロチルにし、ラショナルのスチコンでしっとり柔らかく仕上げたほっけのみりん焼き、豚うでスライス塩こうじ漬といったメニューを実演し、試食に供していた。

ほか、情報発信では生で食べられる鈴かぼちゃ、高価値トマトを使ったサラダ、サンドイッチや、国内加工・海外加工それぞれの揚げ物メニュー、ナックスオリジナルのデリカ向け業務用冷凍商品「国産若鶏レバーしっとり煮(あごだし)」なども紹介していた。

〈市販冷食では大手メーカー10社が食シーン別アレンジメニュー提案〉
「低温商品企画」ゾーンでは、チルド・冷凍食品・アイスクリームメーカー各社が小間出展。チルドでは、メーカーとのコラボで腸活・筋活・骨活をテーマにした健康訴求商品を紹介。冷凍食品では、市販冷食大手メーカー10社が出展し、「朝食」「昼食」「夕食」「おやつ」といった食シーンに合わせた主力商品のアレンジメニューを試食も交えて提案。たとえば、朝食ではテーブルマーク「いまどき和膳あじの竜田甘辛だれ」を使った「あじの天茶漬け風」、昼食では日清フーズ「超もち生パスタ明太子クリーム」を使った「明太子パスタピザ風」、夕食では日本水産「若鶏の竜田揚げ」を使った「鶏の竜田揚げみぞれポン酢かけ」、おやつ(軽食)ではニチレイフーズ「塩ゆでそら豆」を使った「空豆の密煮」といったメニューを合計24メニュー提案していた。

「外食」ゾーンでは、外食ユーザー向けに、インバウンド需要の高まりに対応する半歩先の「ハラル」「ヴィーガン」にスポットを当て、メニューや商品を紹介。ほか、外食店舗の調理簡素化に寄与する国分グループのベンダー、デリシャス・クックによる外部工場としての機能や、中国・アセアンで事業展開する国分グループ戦略推進室による外食企業の海外進出に対するフォロー機能なども紹介していた。

「高齢者ビジネス」ゾーンでは、人生100年時代に向け、高齢者向けのやわらか食を提案。やわらか食のメニューで構成された近未来のデリカ売場や、量販店の冷食売場でのやわらか食棚割り提案、現在主に宅配で展開する「ワタミの宅食」の量販店冷食売場向け提案など行っていた。

〈冷食日報 2019年7月1日付〉