テーブルマークは2022年秋季の家庭用新商品として、市場が伸びている中華麺を拡充する。汁なし中華麺では「お皿がいらない」シリーズに新商品を追加、麺で差別化した熟成麺シリーズとして外食品質のラーメンを3品投入する。

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家庭用ベーカリーへの再挑戦も注目だ。「ここCafe」シリーズで、冷凍ならではのベーカリーの価値を訴求する。おかず類では市場が縮小傾向にある弁当のテコ入れを図る一方、トレー入りおかずとして「速攻」シリーズを新提案する。米飯では新たにエスニック路線に挑戦する。

7月27日にテーブルマークの食品開発センター(東京都大田区)で新商品発表会を開いた。

家庭用冷凍食品では新商品15品、リニューアル品14品(うちパッケージのみ4品)を、9月1日から全国発売する。

2022年秋季の開発方針として「お客様の期待を上回る商品を通じてQOLの向上を目指します」と掲げた。具体的に家庭用では「おうち時間をより豊かに」を柱に〈1〉コロナ禍におけるライフスタイルの変化への対応〈2〉おうちに居ながら特別なひとときを〈3〉汎用性を持たせて多くのシーンで多くの方に楽しんでもらう――の3テーマを設定した。

コロナ禍において本格的なメニューを楽しめる具付き麺市場が拡大しているが、中でも簡便な汁なし中華麺市場の伸びが大きい。テーブルマークの汁なし中華麺も2021年、17年比6.8倍に急成長しているというデータもある(マクロミルQPR 100人当たり金額)。

2022年秋季は、汁なし麺を展開する「お皿がいらない」シリーズに新商品として、「にんにく醤油まぜそば」(1食入302g)を発売する。おろしにんにく、ローストガーリック、ガーリックオイルを醤油と合わせた深みのある醤油タレに、麺は全粒粉入りの極太中華麺を使用。男性をターゲットに麺は他のシリーズ商品よりも20g多くした。具材は角切りチャーシュー、キャベツ、もやし。

休日のランチを想定して外食品位のラーメンを熟成麺シリーズとして3品新発売する。生地を10時間以上熟成させた麺は風味が良く、ゆで伸びしにくいのが特徴だ。「魚介豚骨ラーメン」(1食入271g)、「鶏白湯ラーメン」(1食入275g)、「麻辣火鍋ラーメン」(1食入289g)の3品。
「魚介豚骨ラーメン」(テーブルマーク)

「魚介豚骨ラーメン」(テーブルマーク)

具付き汁麺はほかに「味噌仕立て鍋焼えび天うどん」(1食入311g)と「石臼挽き 肉そば」(1食入251g)を新発売する。
 
家庭用ベーカリーは2018年以来の再参入となる。2021年後半からのテスト販売を経て、今秋の新商品として全国展開する。背景にはコロナ禍においてEコマースや量販店での取り扱い増加などにより、冷凍パンの認知が急速に高まっている状況がある。
 
冷凍パンならではの価値を保存性ではなく、加熱による出来立ての再現や温度・物性の変化に置き、また時短・便利ではなく、自分のとっておきの時間・空間で楽しめることと定義して、新シリーズ「ここCafe」を展開する。今後、プロモーションも積極展開する方針だ。
 
新商品は「ここCafe ホットビスケット」(2個入)、「ここCafe 厚切りフレンチトースト」(1個入)、「ここCafe シナモンロール」(2個入)の3品。

「ここCafe 厚切りフレンチトースト」(テーブルマーク)

「ここCafe 厚切りフレンチトースト」(テーブルマーク)

お弁当カテゴリーでは、お弁当以外にも食卓・おつまみ・おやつに食シーンを広げ、ターゲットも広げる施策に取り組む。
 
主力の「のりっこチキン」「ふっくらオムレツ」「カレー男爵コロッケ」などはパッケージ写真を食卓利用に変更。おつまみにも適した新商品として「明太子のふんわり玉子」「とうもろこしの天ぷら」の2品を発売する。
 
食卓のおかずでは「速攻」シリーズを新提案する。レンジで約4分、紙トレー入りで片付けの手間なしが特徴。新商品は「速攻 豚キムチ」(1食入170g)と「速攻 豚しょうが」(1食入170g)の2品。いずれも野菜がたっぷり入っているのも特徴だ。女性の利用も見込む。
 
米飯の新商品は「カオマンガイ風アジアン鶏飯」と「彩り野菜のガーリックシュリンプ風ピラフ」(各360g)。海外グルメを楽しみたいニーズにこたえるエスニックメニューを新たに展開する。
 
〈冷食日報2022年7月28日付〉