「キリン氷結」年間販売数量が過去最高に、プラスは7年連続

キリンビールは、氷結ストレート果汁を使用したRTD「キリン氷結」が、2001年の新発売以降最高だった06年の年間販売数量3,680万箱(250ml×24本換算)を12月中旬に突破し、過去最高となった。

「氷結」は2001年に発売したキリンビールのロングセラー。「スタンダード」シリーズを中心に、果汁感と飲みごたえある味わいを実現した高アルコールカテゴリーの「ストロング」シリーズ、2017年に新発売した「旅」をコンセプトにした「旅する氷結」シリーズなどそれぞれ特長をもったシリーズを複数展開している。

同社では「スタンダードシリーズの2016年のリニューアル以降、親しみやすい・爽快な感じ・定番感など、ブランド全体のイメージが向上している」とみる。また「旅する氷結」は、9月に再上方修正した年間販売目標170万箱を、11月末に前倒しで達成した。

「“世界を旅する”コンセプトがお客様に支持され複数のフレーバーを同時購入されるなど販売を伸ばした。RTD の既存ユーザーである30~40代に加え、20~30代を中心とした若年層からの支持が拡大した」とみている。

「ストロング」シリーズは、4月のリニューアル後好調で、1~11月でも前年数量比10%増。

また、「“あたらしくいこう”をテーマにしたTVCM やキャンペーンなどのコミュニケーションを展開し、中居正広さんを起用した広告や高橋一生さんを起用した「氷結×ICEBOX」の企画が大きな話題を呼んだ」と好調の要因を分析している。

〈酒類飲料日報2017年12月19日付より〉