「プレモル」で「泡」に着目した〈神泡〉プロモーション実施へ―サントリービール2018年事業方針

サントリービール山田賢治社長(中央)・秀島誠吾ビール商品開発研究部部長(左)、サントリースピリッツ仙波匠社長(右)
〈基幹ブランドを徹底強化、数量1%増を計画〉
サントリービールとサントリースピリッツは10日、2018年事業方針を発表した。サントリービールの山田賢治社長、秀島誠吾ビール商品開発研究部部長、サントリースピリッツの仙波匠社長が登壇した。

山田社長は17年を振り返って「厳しい一年だったが、大きな成果があった。まず、ザ・プレミアム・モルツは3月に大幅リニューアルし、缶(本体)は102%、同樽生も102%となった。樽生の好調、家業(家庭用・業務用)連動のサイクルが奏功し、家庭用でも前年を上回るユーザーを獲得した。〈香るエール〉は、初年度の15年が169万c/s、16年が240万c/s(前年比142%)、17年が270万c/s(同113%)と2ケタ成長で、若年層・女性を中心にファンが拡大している。料飲店での取扱い店は8,500店(同121%)となっている。

新ジャンルは過去最高の販売数量を達成した。金麦が前年をクリアした上に頂〈いただき〉がオンした。金麦は発売10周年となり、特長である“麦へのこだわり”をあらためて追求した。頂は、アルコール7%以上の“新・高アルコール新ジャンルカテゴリー”を創出し、同市場規模は前年比約15倍の248万c/sとなった」と述べた。

サントリービール17年実績・18年計画

18年の基本方針は「基幹ブランドを徹底強化し、市場を上回る成長を目指す。おいしさを一層磨き、強固なものにする。①ザ・プレミアム・モルツの品質強化を継続。“泡”に注目したビッグプロモーションを実施。金曜日のご褒美消費、〈香るエール〉の育成を強化。②金麦はコア価値の“麦のうまみ”を徹底訴求。頂〈いただき〉は、高アルコールのニーズ拡大を牽引。③オールフリーを大刷新。“美味しさ”の劇的な進化を実現、パッケージも一新。再度、市場を牽引する」とした。

〔ザ・プレミアム・モルツ〕昨年、グラス飲用を促進することで、おいしさを再認識し、約6割が飲用量が増したと回答し、特に“泡”へのコメントが多数あった。こだわりの素材・製法に加えて、業務用・家庭用それぞれのこだわりの注ぎ方によって実現した“クリーミーな泡”を改めて訴える“ザ・プレミアム・モルツ 泡プロモーション”を行う。“神泡(かみあわ)。ビールのうまさは、泡に出る。”をキャッチコピーとして、1月から料飲店で先行して、神泡品質提供店の拡大を図る。これまでの樽生達人店1万3,000店(専用ノズルを提供)を基盤として、これを今年、3万5,000店にまで拡大する。3月から家庭用でもスタートし、これまでのグラスプロモーションを進化させる形で家庭で楽しめる“神泡体験キット”をプレゼントする。電動超音波式神泡サーバーを約20万個、手動SS 式神泡サーバーを約230万個投入する。また毎週木・金曜日にTCVM を放映し、“さあ。プレモルの金曜日。”というコピーで、週末の様々な豊かな時間の過ごし方を提案する。〈香るエール〉は、3月にリニューアルを行う。18年はザ・プレミアム・モルツ缶(本体)で前年比103%、樽生計で101%、〈香るエール〉が106%を見込む。

「プレモル」で「泡」に着目した〈神泡〉プロモーション実施へ

〔金麦ブランド〕麦にこだわり、新しくなった美味しさを「新! 金麦」として、1月から大々的に訴求する。新CM を今週から放映。

〔頂〈いただき〉〕新・高アルコール新ジャンルカテゴリーは17年の248万c/sから3.4倍の850万c/sになるとみる。アルコール度数を7%から8%にすることで“コクと飲みごたえ”を更に強化して、2月6日に発売する。なお、17年3月に武蔵野ブルワリー、4月に九州熊本ブルワリーをリニューアルしたが、18年春に約3億円を投資して京都ブルワリーをリニューアルする。

〈酒類飲料日報 2018年1月11日付より〉

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