1972年に日本初の生原酒缶として発売され、現在ではスーパーマーケットのみならず、コンビニエンスストアや交通系の売店には必ずと言っていいほど陳列されている「ふなぐち菊水一番しぼり」。このほど、同商品の販売本数が3億本を突破した。

「菊水の辛口」と並んで菊水酒造(新潟県新発田市)の看板商品で、酒類に詳しくない方でも、特徴的な黄金色の缶を一度は見たことがあるだろう。生原酒特有のフレッシュでフルーティーな風味に加え、コメの旨みとアルコール度数19度のしっかりとした骨格が特徴。生酒ではあるがアルミ缶に入っており、光を一切通さないので生酒にありがちな劣化もしづらい。そのため熟成させるのも一つの楽しみで、長期熟成させると角が取れてまろやかな味わいとなり、さらに時間をかけるとブランデーや老酒の様な味わいへと変化する。

なお、商品名にある「ふなぐち」について、同社のWEBサイトでは「『ふなぐち』の名は酒造りの現場から生まれました。発酵を終えた醪(もろみ)を、清酒と酒粕に分離するところを酒槽(さかふね)といい、この酒槽の口から流れ出る清酒を、菊水では『ふなぐち』と呼んでいました。それは火入れ(加熱処理)も割水もしていない、しぼったままの生原酒。この酒本来の味わいを詰めたことから、『ふなぐち』が酒銘となったのでした」と説明している。

同社では3億本突破を記念して8月1日から10月31日まで「おかげさまで3億本ふなぐち菊水一番しぼりキャンペーン」を展開。プレゼントとして「幻のヴィンテージふなぐち菊水一番しぼり」(200ml缶×3本)が300名に、「熟成ふなぐち菊水一番しぼり」(200ml×1本)が3000名に当たる。

「おかげさまで3億本ふなぐち菊水一番しぼりキャンペーン」詳細は菊水酒造のサイト(https://www.kikusui-sake.com/)から。

〈食品産業新聞 2018年8月6日付より、一部改稿〉