サントリーは10日にサントリーホールで2019年国内酒類事業方針を発表した。サントリーBWS・鳥井信宏代表取締役社長、サントリービール・山田賢治代表取締役社長、サントリースピリッツ・仙波匠代表取締役社長、サントリーワインインターナショナル・宮下敏代表取締役社長が登壇した。

鳥井社長は冒頭あいさつし、酒類市場の現状とサントリーの使命について述べた。「2018年の酒類総市場は、日本酒・焼酎といった和酒の低迷もあり、金額ベースで2%程度減少したとみられる。容器別では、瓶・ペット製品が苦戦する一方で、缶はチューハイ・ハイボール・新ジャンルにより、堅調に推移した。サントリーはご支持を得て、前年より1%程度上回り、引き続き成長した。サントリーは1899年創業、今年120年を迎えたが、私の曾祖父の信治郎が葡萄酒製造を始めたときに“日本の消費者のために本格的なもの・高品質なものを届けたい”という強い想いがあった。創業者の思想は、原料などの安全・安心を柱に、消費者の口に入るまでのおいしさを追求してきた。昨今の変化する嗜好にも、新たな楽しみ方・飲み方、例えばプレミアム・ハイボール・チューハイといった形で、需要を創造し、国内酒類市場を活性化できていると自負している。まさに“やってみなはれ”の精神で、日本で最も愛され、信頼される酒類メーカーになることが我々の目指す姿だ。高齢化社会、酒税改正などの環境変化に対応して、メーカー自らが提案して、市場を活性化していかないといけない。今年も既存ブランドの強化と新商品提案に加えて、楽しみ方・飲み方といった新しい価値を提案していく。19年は、サントリーの国内酒類事業は103%の売上を目指していく」と述べた。

〈酒類飲料日報 2019年1月11日付より〉