スターゼンは6月21日、凸版印刷のグリーンフラットを使った同社の「精肉用スキンパック包装(グリーンフラット使用)」商品が「第60回2021年ジャパンパッケージングコンペティション」(JPC)の一般社団法人日本印刷産業連合会会長賞を受賞したと発表した。

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グリーンフラットを使用したスキンパックの導入は、スターゼンのSDGsの取り組みの一つで、酸化を防ぎ、消費期限を延長することで食品ロスを減らすほか、紙背板を使用することでプラスチック使用量の15%削減が可能となり、持続可能社会へ貢献する。

精肉用スキンパック包装は、バリア性スキンパック包装といい、酸素の透過を防ぐバリア性のフィルムとバリア性紙背板で食品に隙間なく密着させる包装形態。酸素を遮断することで、食肉を新鮮な状態で長期間保存することが可能だ。なお、「グリーンフラット」とは、凸版印刷が開発したバリア性を持ったフィルムと紙背板を使用したスキンパック包装の総称。従来のフィルムと違い、バリア性スキンパックのフィルムはシワが発生せず、酸素も透過させず長期間の鮮度維持が可能となる。

バリア性スキンパック包装は、スターゼングループ内のプロセスセンターで実施している。産地から徹底した品質管理体制を敷くことで、原料の鮮度を保ち、バリア性スキンパックの効果を最大限発揮できる。

鮮度面の効果を見ると、一般的な含気包装の消費期限が4日であることに対し、バリア性スキンパック包装の消費期限は11日以上と、大幅な消費期限の延長が可能。これで買い置きにも便利になる。他の包装形態とは異なり、スキンパック包装は4日経過してもドリップの流出を抑制できる。空気を遮断するため、開封時にベストな状態で調理することが可能。開封前は、酸化が進まないために肉色が紫赤色に見えるが、開封後10分ほどで鮮やかな赤褐色になる。

環境面では、消費期限が延長されることで、食品廃棄量の削減が可能となる。冷蔵庫内の食品管理が楽になり、食費の無駄も省ける。トレーを紙背板にすることでプラスチック使用量を15%削減できる。トレーを洗って乾かし分別して捨てるなどの手間も省ける。スターゼンでは、今後もバリア性スキンパック包装を浸透させ、持続可能な社会へ貢献していく。

意匠面では、バリア性スキンパックの紙背板は任意のデザイン印刷が可能で、調理方法の提案、使用原料の説明、POP代わり、広告媒体などさまざまな意匠が考えられる。

〈畜産日報2021年6月22日付〉