日清丸紅飼料の関連会社ピクアジェネティクス(株)で生産した国産二元豚ブランド「たんとん」が、10月1日から東京スカイツリー・東京ソラマチ内の栃木県アンテナショップ「とちまるショップ」で発売されている。12月31日までの期間限定の販売予定だが、店舗での販売を機に首都圏のより多くの人々に「たんとん」を知ってもらえるようブランド認知拡大を目指していきたい考えだ。

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「たんとん」は、種豚生産・販売を行うピクアジェネティクス(株)から産出される二元豚を、日清丸紅飼料の関連農場である(株)日清畜産センター(栃木県大田原市)で肥育し、ブランド化したもの。

一般的に流通している肉豚はLDWなどの三元交配が大部分だが、「たんとん」はサシが入り易いデュロック種を交配していないことを逆手に取り、一般豚と同等のたんぱく質を保持しつつ、低脂肪・低カロリーな豚肉として付加価値を付けたブランドだ。2020年2月から本格的なブランディングを展開している。

今回発売される商品は、「バジルダレたんとん」「生姜ダレたんとん」の2種類の味付け冷凍商品で、それぞれバラ、モモの異なる部位を選ぶことができる(内容150〜200g前後、内容量に変動、価格も内容量に応じて変動)。商品の製造は、同じ大田原市内の丸亀精肉店が受け持った。

また、売り場のPOPには「日本で唯一!大田原市内でのみ生産される貴重な豚」「安全安心の自社運営農場で育まれた『二元豚』」「頭数限定の国産オリジナルブランド」「ヘルシー&高たんぱく。今までの豚肉を超える豚肉に。」と謳い、栃木県初の新たなブランド豚であることをアピールした。
売り場POP(写真提供:ピクアジェネティクス(株))

売り場POP(写真提供:ピクアジェネティクス(株))

 
とちまるショップを運営する(株)ファーマーズ・フォレスト(本社:栃木県宇都宮市)によると、県内事業者から募集した県産品を、ショップで3カ月間販売し、そこで得られた情報を事業者にフィードバックして首都圏で販売しやすい商品づくりを支援する「チャレンジ販売制度」を実施しており、これに日清畜産センターが参加することで今回の発売実現に至ったという。
 
「生産から出荷まで栃木県内で行われているため、『とちまるショップ』としても『たんとん』を通じて、栃木県の優れた畜産業をPRし、販促に繋げていきたい」(地域商社拠点事業部第一エリア営業グループ山下和眞氏)と期待感を示している。
 
発売期間は12月31日までだが、販売状況によってはさらに継続することや、内容量の均一化、ギフト包装といった展開があればオンラインショップでの取扱いも可能だという。現在とちまるショップでは、「たんとん」のほか、とん太ファミリー(益子町)の「燻し豚なんこつ」や、ミヤ商事(大田原市)の「大田原産とうがらし入豚みそ漬2枚入り」などが発売されている。
 
〈畜産日報2021年10月6日付〉