日本のナチュラルチーズが、イタリアで開催された世界最大級国際チーズコンテスト「ワールド・チーズ・アワード2019」に初出品され、栃木県のチーズ工房那須の森の「森のチーズ」が世界10位に選ばれ、日本チーズの品質、国際的な競争力が世界で注目された。このほか北海道、長野、千葉、佐賀、熊本の11チーズ工房も入賞。

チーズプロフェッショナル協会(CPA)が、農水省協力の下、出品したもの。

背景には、今年2月にEUとの経済連携協定(日欧EPA)が発効され、日本の工房チーズの国際競争力強化が急務となっていることがある。3月にEUへ日本産乳製品を輸出することが可能となったことから、「特例」で出品が認められ、18工房30品が出品された。

アワード(第32回)は42カ国から3804品のチーズがエントリーされ、過去最大規模となり、この中で日本チーズはヨーロッパ伝統のチーズに引けをとらない品質レベルで各国チーズと競い合い、結果、「森のチーズ」は、「クリーミーで後味が持続する」と高く評価され、世界10位に選ばれた。
CPAからの「ワールド・チーズ・アワード2019」出品チーズ一覧

CPAからの「ワールド・チーズ・アワード2019」出品チーズ一覧

なお、「森のチーズ」は、ブラウンスイスの生乳のみを使用したセミハードタイプ。チーズ工房那須の森の主力商品で、同社の通信販売では既に1人1個限りの品薄状態となっている。