「白物は差別化が難しい」というのは乾麺業界共通の悩みだ。白物とはうどん、ひやむぎ、そうめんのような、色の白い乾麺のこと。原料や製法にこだわっても、最終的な見た目がほぼ変わらないため、食べる以外に差別化内容を伝えるのが難しいという課題がある。手延べよりも機械麺ではその傾向が顕著だ。

そうした状況の中、原料・製法から差別化できる白物に挑戦したのが「旨さ覚悟」シリーズだ。

原料に日清製粉の手打ちうどん専用粉「金斗雲」(きんとうん)を使用した商品。「手打ち用の粉として紹介いただき、非常に良い粉だったので最初は『機械麺で使用したらどうだろう』といういたずら心で始めた。そうしたら味も食感も非常に良い。生産ラインに乗せていく手間はあったが、よい麺ができた」(佐藤秀則社長)。また、全製麺ラインに設置した麺の熟成箱による熟成もポイントだ。

2019年秋冬シーズン発売。うどん、きしめん、そうめんの3アイテム。各270円(税込)。同社の既存品と比べ、導入ペースが非常に速く進んでいる。

〈食品産業新聞 2021年12月8日付より〉