農水省・礒崎副大臣「近い将来1反1tの時代が来る」=飼料用米多収日本一

「飼料用米多収日本一表彰式」
(一社)日本飼料用米振興協会(海老澤惠子理事長)と農林水産省は9日、都内で「飼料用米多収日本一表彰式」を開催した。

10aあたり968kg(前回受賞者は932kg)の単収を記録し、「単位収量の部」で農林水産大臣賞を受賞した河野享功氏(北海道美唄市)は、「昨年、北海道農政事務所長賞を戴いた際に、『来年は1t、日本一』と挨拶したので、日本一になることができて嬉しい。30年産以降も日々努力を惜しまず、まずは目標の1t穫りを目指したい」と喜びを表現した。礒崎陽輔農林水産副大臣は、「10aあたり968kgという記録は驚異的だが、私は近い将来1反1tの時代が来ると思っている。来年以降もまたご期待申し上げたい」とした。

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また、(一社)日本養豚協会が併催した「飼料用米活用畜産物ブランド日本一表彰式」では、(株)平田牧場(山形・酒田市)が「日本の米育ち平田牧場金華豚・三元豚」のブランドで農林水産大臣賞を受賞。新田嘉七社長は「多収品種に取り組み、今は2020ha・約1.2万tの飼料用米を生産しているが、まだまだ社会的に認知が進んでいない。土地・水田を守れる多面的意義があるので、この受賞をきっかけに一人でも多くの方に取組を理解してもらいたい」と挨拶した。

〈米麦日報 2018年3月13日付より〉

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