フィリピンで小麦流通のバリューチェーン構築へ=双日

双日(株)(藤本昌義社長)は22日、フィリピンにおける小麦粉製造事業、食料原料販売事業、パン製造・販売事業への参入を発表した。同国にて小麦粉の製粉事業、小麦粉を中心とした食料原料卸事業、パンの製造・販売と小麦流通のバリューチェーンを構築する。

小麦粉の製粉事業ではマブハイ・インターフラワー・ミル(MI)の発行済み株式の25%を取得。MIはインターフラワー・グループが設立した製粉会社。

卸売事業では双日アジアパシフィック・トレーディング(SAPTI)を2017年6月に設立。フィリピンの大手卸売企業と共同で設立したもので、小麦粉を中心に、砂糖、油脂等の製菓・製パン材料を取り扱う。

パンの製造販売事業では(株)リョーユーパン(荒木毅彦代表)とニッポン・プレミアム・ベーカリーを設立。マニラ首都圏南方のバタンガス州に製パン工場を建設し、マニラ首都圏を中心に食パンや菓子パン等の包装パンの卸販売を行う。

〈米麦日報 2018年3月23日付より〉

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