ひとめを家庭用でも販売拡大、サンドウィッチマン起用の新CM/全農宮城

(写真左から)長峰副部長、伊達さん、高橋会長、富澤さん、大友本部長
宮城県米穀周年供給需要拡大推進協議会とJAグループ宮城は9月29日、都内で「令和3年産宮城米取扱説明会・新CM発表会」を開いた。

県、全農県本部が令和3年産米の販売に向けた考えを語った後、CMキャラクターを務めるサンドウィッチマンの伊達みきおさん、富澤たけしさんが登場。宮城米への思いを語り、会場を盛り上げた。

冒頭挨拶した全農宮城県本部運営委員会の高橋正会長は、「東日本大震災から10年半。オール宮城で品質向上に取り組み、ひとめぼれは中食・外食で4年連続で販売が1位となった。現在、COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)の影響で中食・外食の需要が低迷し、大幅に需給が緩和したことで、米価が下落している。その中、令和3年産の宮城米は5月以降の天候に恵まれ出穂は7月30日に迎えた。8月12〜17日の低温と寡照で登熟への影響が心配されたが、その後の生育は順調に進み、8月15日現在の農水省の発表では、平年並みとなった。9月29日時点での刈り取り進度は17.3%」等と挨拶した。

宮城県農政部の長峰徹昭技監兼副部長、全農宮城県本部の大友良彦本部長も登壇した。新CMでは30周年を迎えるひとめぼれと、デビュー4年目のだて正夢をアピール。

大友本部長は「震災で県内1.3万ヘクタールの水田に被害が出た。それが今年の3月に全て復旧。この間、全国から支援をいただいた。30年目を迎えたひとめぼれを全国に届け、感謝の気持ちを伝えたい。中食・外食は厳しい環境にあるが、家庭用でも多くの方に知っていただきたい。だて正夢はまずは食べていただくことで品質をアピールしていく」とした。

〈米麦日報2021年9月30日付〉