愛知経済連は11月8日、愛知県名古屋市の熱田神宮に県オリジナル品種「愛ひとつぶ」を奉納し、穀検の食味ランキング「特A」取得を祈願した。令和2年産から本格デビューし、2年目となる3年産は400精米tを収穫。

愛知経済連によると「9月18日から県内で販売を開始し、10月末時点で約150tを販売した」。品質は99%が1等となり、そのうち出荷基準の1つであるタンパク質6.4%をクリアしたのは78%。2021年からICTを活用した生育予測を導入し、収穫適期に刈取したことで2年産よりもタンパク質が低い傾向となった。

取材陣に対し、米穀部農産販売課・中村隆志課長は「もっちり上品な甘味がありながらおかずを邪魔せず、主産地の米に負けない美味しい米になった。愛知ならではの『愛ひとつぶ』で特Aを取得したい」と述べた。

爽やかな秋晴れとなったこの日、熱田神宮は七五三シーズンということもあり、多くの家族連れで賑わっていた。

愛知経済連経営管理委員会・鈴木照彦会長ら一行は、愛ひとつぶのロゴが描かれた法被を羽織り、まずは御垣内を参拝。鈴木会長が玉串奉奠(たまぐしほうてん=玉串を神様に供える儀式)を行なった。その後、一行は神楽殿に移動、そこで愛ひとつぶの特A取得を祈願した。

奉納と祈願終了後には、参拝客に対し愛ひとつぶのサンプル(精米300g)1,000個を配布。鈴木会長自ら「愛知の新しいお米、愛ひとつぶをお願いします!」と呼びかけた。七五三の衣装に身を包んだ子供から大人まで、多くの参拝客がサンプルを手に取り、嬉しそうな表情を見せていた。
「愛ひとつぶ」のサンプルを配布

「愛ひとつぶ」のサンプルを配布

 
〈米麦日報2021年11月10日付〉