味の素は4月2日、味の素グループ高輪研修センター(東京都港区)で入社式を行った。西井孝明社長は新入社員87人に対し、次のような挨拶を行った。

皆さんが名実ともに自立した社会人として歩む、あるべき2050年の社会を選択し、自らが力を発揮して、その重要なパートを担うためのぶれない軸、『企業人としての心得』を三つ贈りたい。

一つ目は、「後世へ有益なものを遺す」という信念を持つ。これからの人生、50年経ったときに自分の名誉や地位ではなく、後輩や世の中に有益な何かを遺せるかどうか、そのような志で歩んでほしい。

二つ目は、「今決めることは将来への選択」という責任感をもって勇気ある判断ができるようになること。自分の目で見て考え、体感し、深く徹底的に考え、その時点でベストの「自分の解」を導き出さねばならない。本当に皆さんが迷った時、例えその時は厳しくても、勇気をもってよりよい未来につながる道を選択して、本当の責任を果たせる人になって欲しい。

三つ目は、「チームの一員としての『信頼関係』を築く」という仕事の原則。大きな仕事を任されるためには、半歩前進、一歩前進と思うようなもどかしい日々の仕事において、上司や仲間、そして来年以降は後輩との信頼関係をどのように築いているかにかかっている。

皆さんには、人を惹きつける魅力のある人格を形成するために、誠実な行動と謙虚に自分を振り返ること、人に感謝する気持ちを忘れずにチームから信頼される存在になってほしい。

5年、10年と経つうちに皆さんへの信用が高まっていくことは間違いない。

〈食品産業新聞 2018年4月16日付より〉

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